ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

江戸東京博物館特別展『ザ・タワー』

2012年04月25日 | タワー
4月18日の水曜日、江戸東京博物館の特別展「ザ・タワー~都市と塔のものがたり」に行って来ました。


総武線両国駅から江戸東京博物館までは歩いて数分です。





特別展だけ見るつもりなので、1階から入れば良かったのですが、つい階段を登ってしまいました。3階のチケットうりばでチケットを購入。


読売新聞の新聞紙リサイクルの袋に付いていた割引券を使ったので、1,210円でした。できればタワーをイメージしたチケットが欲しかったのですが、これしかないとのこと。

江戸東京博物館のパンフレットです。


エスカレーターで1階まで降りて特別展会場へ。特別展は撮影禁止です。

全体の構成は次の通りでした。

プロローグ 二つの塔 バベルと仏塔
1章 都市の塔の誕生前史 登る塔のない都市・江戸
2章 近代都市の塔と万博
3章 新しい時代の塔
エピローグ 塔が生まれるとき 東京スカイツリー

プロローグのバベルの塔の銅版画や1章の江戸の錦絵も興味深かったのですが、圧巻は2章のエッフェル塔関係です。ボワローの「300メートルの塔」、ブルデの「太陽の塔」などもありました。

更に、1900年万国博覧会に向けてのエッフェル塔改造計画の数々など、オルセー美術館やエッフェル塔開発会社所蔵の貴重な資料を見ることができます。

また、2章では東京浅草・凌雲閣十二階と大阪・新世界の通天閣関係の資料も充実していました。第五回内国勧業博覧会の「望遠楼」~大林高塔の写真もありました。

私は、タワーの定義に「動力~エレベーター」の設置を入れているので、日本最初の「タワー」は浅草十二階・凌雲閣、関西での最初の「タワー」は大林高塔になるので、この展示はうれしかったです。

3章の中心は東京タワーと通天閣。絵はがきやパンフレット「月刊東京タワー」、展望券も展示されていました。個人的には、せっかくの機会なので、通天閣のパンフレット「通天閣公式ガイド」をできるだけたくさん並べて欲しかったですね。

エピローグの東京スカイツリーについては、特に言うことはありません。

当然ながら図録を購入しました。「タワー本」としても貴重な資料になります。


販売用の書籍はかなり多く集められていました。スカイツリー関係の本や雑誌が多いのは当然として、先日発売の『世界のタワー』や『ニッポンのタワー』も置いてありました。

また、細馬宏通著『浅草十二階 塔の眺めと<近代>のまなざし』も増補改訂版になって並んでいました。

グッズはスカイツリー関係がほとんどです。何か記念にと思って、カードに近いということで、この「ドレスステッカー」を購入。見る角度によって絵が変わります。




帰りは1階から帰りました。こちらから入れば良かったですね。



3階もだだっ広いオープンスペースでチケットうりばがわかりにくいですが、1階も駐車場に入っていくようで、入口がわかりにくいです。

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