講談社から「なかよし60周年記念版」コミックスの1冊として、『地獄でメスがひかる』が復刻されました。金ぴかの帯付きです。
帯を外してみると、忠実に昔の発行時の装幀で復刻されていました。
平成27年(2015年)7月3日 第1刷発行
以前のコミックスの表紙です。
昭和51年(1976年)9月5日第1刷発行
カバー折り返し部分のコミックスの告知も「※復刻という企画内容を鑑み、発売中でない作品の告知もそのまま掲載いたしました。」というほど凝って作られています。
正確に言うと初版刊行時の装幀とまったく同じというわけではありません。当然ですが60周年記念のロゴが入ったり、コミックス番号が変わっています。また、カバー裏には簡単な解説が付いています。
今回底本にしたのは初版ではなく、かなり後の版だろうと思います。背文字のタイトルは黒ではなく赤ですし、コミックスの告知も初版の時とは異なっています。『赤い迷路』や『魔界樹』が入っているので、最後の頃の版を底本にしていると考えられます。
初版限定の「かきおろしメッセージペーパー」が封入されています。これはうれしいですね。初版を入手できてよかったです。
実は近所の書店で入手できず、結局 amazon で購入しました。帯のない表紙が掲載されていたので迷ったのですが、ちゃんと帯もメッセージペーパーも入っていました。
「地獄でメスがひかる」は『なかよし』昭和47年(1972年)7月号から10月号まで4号にわたって掲載されました。前年の昭和46年4月号から「黒とかげ」を掲載してミステリーの世界に入り、「血とばらの悪魔」に続いて発表した作品が「地獄でメスがひかる」でした。
「黒とかげ」、「血とばらの悪魔」はいずれも江戸川乱歩の小説の漫画化なので、「地獄でメスがひかる」は先生のオリジナルミステリーの出発点になった作品です。
この作品はなかなかタイトルが決まらなかったとのことで、『黒とかげ(総集編)』の予告では「オッカナイまんがをかかせたら、日本一の高階良子先生が、7月号から新連載「地獄へつづく階段」を、おおくりします。」となっていました。
最初のコミックス化はフレンドシリーズの1冊でした。
昭和48年(1973年)8月1日第1刷発行
コミックス化される少し前に、『なかよし』増刊号で総集編が発売されています。当時の反響が大きかったことがうかがえますね。
『なかよし』昭和48年5月増刊号
帯を外してみると、忠実に昔の発行時の装幀で復刻されていました。
平成27年(2015年)7月3日 第1刷発行
以前のコミックスの表紙です。
昭和51年(1976年)9月5日第1刷発行
カバー折り返し部分のコミックスの告知も「※復刻という企画内容を鑑み、発売中でない作品の告知もそのまま掲載いたしました。」というほど凝って作られています。
正確に言うと初版刊行時の装幀とまったく同じというわけではありません。当然ですが60周年記念のロゴが入ったり、コミックス番号が変わっています。また、カバー裏には簡単な解説が付いています。
今回底本にしたのは初版ではなく、かなり後の版だろうと思います。背文字のタイトルは黒ではなく赤ですし、コミックスの告知も初版の時とは異なっています。『赤い迷路』や『魔界樹』が入っているので、最後の頃の版を底本にしていると考えられます。
初版限定の「かきおろしメッセージペーパー」が封入されています。これはうれしいですね。初版を入手できてよかったです。
実は近所の書店で入手できず、結局 amazon で購入しました。帯のない表紙が掲載されていたので迷ったのですが、ちゃんと帯もメッセージペーパーも入っていました。
「地獄でメスがひかる」は『なかよし』昭和47年(1972年)7月号から10月号まで4号にわたって掲載されました。前年の昭和46年4月号から「黒とかげ」を掲載してミステリーの世界に入り、「血とばらの悪魔」に続いて発表した作品が「地獄でメスがひかる」でした。
「黒とかげ」、「血とばらの悪魔」はいずれも江戸川乱歩の小説の漫画化なので、「地獄でメスがひかる」は先生のオリジナルミステリーの出発点になった作品です。
この作品はなかなかタイトルが決まらなかったとのことで、『黒とかげ(総集編)』の予告では「オッカナイまんがをかかせたら、日本一の高階良子先生が、7月号から新連載「地獄へつづく階段」を、おおくりします。」となっていました。
最初のコミックス化はフレンドシリーズの1冊でした。
昭和48年(1973年)8月1日第1刷発行
コミックス化される少し前に、『なかよし』増刊号で総集編が発売されています。当時の反響が大きかったことがうかがえますね。
『なかよし』昭和48年5月増刊号