5月27日のブログ「犬吠埼レジャークーポン券と往復割引乗車券」で、次のように記しました。
「レジャークーポン券の前には「シーサイドクーポン」がありました。
これは銚子電鉄のデッドストック品を購入したものです。リアルタイムでは知りませんでした。また、オークションなどへの出品を見ても、この子ども用の「シーサイドクーポン」しか見たことはありません。「シーサイドクーポン」がどのようにして誕生し、「犬吠埼レジャークーポン券」に変わっていったのか、少し調べてみたいですね。」
今回、DVDを見ている中で、「シーサイドクーポン券」の紹介を見つけました。
このDVDに「開業80年の歴史」の項があり、開業時からの乗車券紹介の中に「シーサイドクーポン券」がありました。
私が現在所持しているレジャークーポン券で一番古いのは、昭和58年12月31日まで有効期限の「犬吠埼レジャークーポン券」です。
DVDで紹介されている「シーサイドクーポン券」は冊子形式ではなく、「犬吠埼レジャークーポン券」と同じデザインの往復割引乗車券です。
有効期限は昭和50年3月31日と記されています。
左側の「表紙」に当たる部分は、上の「犬吠埼レジャークーポン券」とほとんど同じで、名称が「シーサイドクーポン券」となっています。銚子電気鉄道の輪の中に灯台と魚と船のイラストも全く同じです。
「犬吠埼灯台100年記念」の記念切符のイラストです。
表紙の右側は、犬吠・外川から銚子の「復」券です。異なるのは「シーサイドクーポン」と同じ丸の中に「季」のマークがあります。鉄道関係についてはまったく無知なんですが、季節的な割引運賃としての適用だったのでしょうか。
特典は「国民宿舎プール割引御利用券」、「犬吠オーシャンランド割引入場券(二割引)」、「犬吠スカイタワー無料入場券・割引塔乗券」、「犬吠埼マリンパーク割引入場券(一割引)」でした。
一番右側は、銚子から犬吠・外川の「往」券の切符です。
これで少し「犬吠埼レジャークーポン券」の成り立ちが見えてきました。「弧廻手形」については、発売当時の地方紙「大衆日報」に詳しい紹介がありました。
自分でコレクションするだけでなく、いろいろな文献も調べてみたいです。