急に寒くなって、やかんの湯気が嬉しくなってきた。
このブログを初めて10年近くなるが、その頃ブログ間で交流させていただいた ももぞう♪ さんのことを思い出した。
今どうされているのかな。
あの時いただいた赤い石(アメジストだったかな)、大切に棚に飾っていたのを最近、身に着けるようになった。
黒い革の袋に入れて、そのまま首にかけた。それが私に大きな力を与えてくれている。
長い間、眺めている . . . 本文を読む
王の部屋に通じる廊下を従医グッコーがうつむきかげんに歩いていた。大理石のよく磨き込まれた床にグッコーの下半身が写っていた。
「父上の容態はどうだ。」グッコーの前から突然声がした。
目の前にセブ十七世が立っていた。ウイズビーというのが彼の名前だったが、十二歳に成ったばかりの年に、王からセブの称号を賜り、十七世を冠したのだ。ランバード王国は、王の継承 . . . 本文を読む