この体が私だという認識は疑いようもない。古来から受け継がれてきたものだ。
このからだの境界線は空間に包まれている。空間は私の外であり、私ではない。当然だと思うだろう。
この認識を逆転したら、私は空間だということになる。昨日取り上げたおさらいだ。
空間はピンクの部分だった。そして今日の絵で、あなたはあっと驚かないか?
空間(ピンクの部分)は私の体と思っていたその中にも広がっているのだ。
物質は素粒子から出来ている。素粒子は宇宙空間に浮かぶ星のように、体内の空間に浮かんでいる。これは現在科学の常識だ。
空間を示すピンクは体の内外など関係なく、ひとつのつながった存在だということが理解できるだろう。
私は物質だという認識から、私は空間だという認識に変えることで、私達は大きな変換を遂げることが出来る。
宗教の言葉で言えば、無明から覚醒にいたる跳躍を私達は認識を変えることで自分のものにすることが出来るのだ。
実際、私自身と思っていた身体の中の空間は、禅で言う「無」そのものだ。
無に出会う。それは真の自分に帰るということであり、私達にとってそれは、空間の方を私だと認識するだけのことなのだ。
そのことを確信するために、空間について考えて見ることにしよう。
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