のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

物質から心へ

2017-03-14 | 五次元宇宙に生きる(物質)

 

物質とは何かから少し間があきましたが、ここから私たちは心に向かって視点を変えていきたいと思います。

 

私たちの身体は、確かに物質からできている。これは疑いようもない事実ですね。

しかしそれで私たちが満足できるはずがありません。

 

なぜなら私たちの日常は、ほとんど心によって動いているからです。

そして心は、物質とは言い難い。これも疑いようもない事実ですよね。

 

心は物質ではない。

すると私たちの今までの考え方からすれば、心は空間に属するということになります。

 

単純に考えればこういうことになります。

 

つまり、

空間から物質が生まれ、素粒子が互いに引きあって集団をつくる。

空間に素粒子の人型銀河が出来上がる。

素粒子を一個の積み木に例えれば、いくつもの積み木が構造物をつくり、いのちが生まれ、これ以上積み上げられない物質の限界にヒトが出現した。

しかし物質は高度になれば、逆に不安定度が高くなる。

鉱物などは、永久に安定して変化しないのに対して、ヒトは、数分間呼吸出来ないだけで崩壊してしまう。

いのちは、この不安定性から来る新陳代謝だと考えられます。

 

さらに進む物質の進化は、脳をつくり出します。

高度に進化した脳は、物質の制約からさらにステップを上げて、エネルギーそのものを加工できるようになる。

 

身体の生理的現象は、物が物を変化させるに留まるのに対して、

身体の心理現象は、頭脳という物質が空間を変化させ、空間が空間を連動させると考えられます。


物質は最終的に頭脳をつくり出すことで、空間を加工する力を得るようになった。それが心の根源だと私は考えます。

 

空間とはエネルギーですから、

人間は頭脳を得ることで、己のいのち、つまり身体の生態系に生まれる命のリズムや変遷を、エネルギーの色として理解できるようになった。それが身体に生まれる「快・不快」なのです。

つまり、

「快」とは、いのちを保存する方向に生まれるエネルギーです。

これは宇宙と共鳴する身体エネルギーともいえ、自己意識が宇宙意とシンクロする状態と言えます。

 

「不快」は、逆にいのちを破壊する方向に生まれるエネルギーと考えられます。つまり「快」とは真逆の、自己意識と宇宙意識の対立、混乱と言えるでしょう。

いのちは、宇宙との共生を至福とする運動であり、「快・不快」はその道しるべとなっているのですね。

 

至福に至れば、私たちは物質と空間を対立概念で観ることはなくなり、まさにそこに、色即是空の世界が実現するわけです。

思考によって、私たちは初めて、自己意識と宇宙意識の壁を越える。

 

しかし無論これは今だ、訪れているわけではありません。

その線路に乗って、今物質は、初めていのちを与えられた訳です。

 

「快・不快」はそのための最初の第一歩ということなのですね。

するとたとえば呼吸を例にとればこんなふうに説明できます。

① 体内に酸素を取り入れる。するとこれは、身体にとって「快」のエネルギーに他なりませんね。

②炭素と反応して新しい力が生まれますが、
出来た二酸化炭素は体を阻害するため、それは身体にとって「不快」エネルギーとなるわけです。
 
③必然的にその二酸化炭素を排出する運動が起こります。言うまでもなくそれは「快」感として色分けされますね。
 
④しかし今度は、身体が酸素を要求します。それは体内の酸素不足という「不快」感が頭脳に働きかけるからなのでしょう。
 
こうして、再び①の運動が起こり、④に至って①に返る。「快・不快」のエネルギーが交互に現れることで命がつながって行く。
 
この身体的「快・不快」が物質から離れて、心をつくる根源となっていくのですね。

 

さらに、「快・不快」から生と死のメカニズムを考えると、

 

図のように、

体内に起こる「快・不快」は、眠りによって癒されますが、目覚めて活動しはじめると、「快・不快」のふり幅が大きくなっていくと考えられますね。いのちのシーソーが大きく揺れ動くようになる訳ですね。

 つまり、命の不安定性が一日の活動で最大になり、それを眠りで癒すというリズムを繰り返しながら生きていくわけです。

この生命活動を、私たち人間は、「快・不快」のエネルギーという形で認識し、これをベースにして心をつくりあげていくのです。これがいわゆる思考とつながって行くのですね。

 

目を閉じて、身体に起こる快不快を体験してください。

呼吸がその最も顕著な例です。

というより、私たちは最も身近に、それこそ呼吸それ自身として生きており、「快・不快」の色を見て生きているのです。

呼吸こそ、物質の最先端。不安定性の中で、宇宙とシンクロしようとしている赤裸々な姿なのですね。

 

当然、死は、生態系そのものの崩壊ですから、身体は安定した物質に変わり、当然そこには、たとえ自己意識はあっても「快・不快」は現れないことになります。

 

 

 

 

 

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6 コメント

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☆私流阿吽呼吸♪ (真鹿子(まかこ))
2017-03-15 11:08:09
のしてんてん様

おはようございます!

いつも貴重な記事をありがとうございます☆

呼吸ですが、勿論ですが
呼吸にも、生命不可欠な超対称性が発揮されていますね。

私はいつからか『私流阿吽呼吸』を
1日に6,7回行っています。

まず、両手を合わせまして左右対称胸の中心に、
そして下腹部に気を籠めて腰を引き締め、

口を大きく阿形の獅子のような形相の顔にして、
声は小さくていいのですが、あああああ~~と
息を吐き出してしまいます。
すると引っ込んでいたお腹が勝手に膨らみ、
鼻から息を自然に吸い込み
吽形の狛犬のように口を閉じて吽(うん)
そして再びお獅子さまの阿形、狛犬さまの吽形の呼吸を
十回ほど繰り返しますが、
心身が浄化された感覚☆とても清々しいです^よ^

つまりお鼻の穴がでんでんと真ん丸の  
獅子さまと狛犬さまに変身するわけですけれど (笑)
よろしければのしてんてんさんもお試しくださいね♪

それにいたしましても、
素粒子が超対称性だからでしょうか
宇宙構造には超対称性が細部にいたるまで
遺憾なく発揮されていて、
不思議は尽きることがありません。 
神は細部に宿るといいますけれど、
宇宙同根多種多様万物一体
わたしたち万物の細部にも、
宇宙の神秘力が宿っているいうことは
誰に何と云われましても
事実だと確信しております。

なによりも今!
この瞬間という細部にも、
宇宙心(宇宙神)の宇宙心魂(宇宙神魂)が
籠められているということ
宇宙意識と一体であるということ、

今!この今が感動と感じられる今が
有ると感じられる今は!奇跡ですね☆

またまた長文となってしまいましたがご容赦^を^;;

いつも『ノ し 、、』力をありがとうございます♪

今日もどうぞ善き日をお過ごしくださいませね☆


感謝∞8∞八方拝で^す^!
返信する
呼吸法 (のしてんてん)
2017-03-16 09:51:00
たくさんの呼吸法がありますよね。

その中でも。まかこさんのは面白い。

演劇に憧憬が深いとお察しいたしますが、その様子を想像してりますと、

まるで阿吽の形がドラマのように見えます。

紹介して頂いてありがとうございます。

わたしも、

まかこ流阿吽呼吸を楽しみ。

私流に解釈して、初めてみたいとおもいます^よ^

瞑想の柱が呼吸でもありますし、

いのちそのものでもありますから、
死ぬまで
呼吸と付き合っていかなくてはなりませんから^ね^

いつもありがとうございます。
返信する
『人体宇宙の阿吽円相螺旋運動』 (真鹿子(まかこ))
2017-03-17 10:36:33
のしてんてん様

おはようございます!

まかこ流阿吽呼吸法 
お褒め頂きましてありがとうございます。

けれども肝心要のところの表現が曖昧ですので、
あらためまして、少し強調させていただきます^ね^;;


まかこ流阿吽呼吸のベースは『クンバハカ呼吸』でして、
下腹部に気を籠め腰を引き締めるの
腰を引き締めるとは、明確に申しますと、 
『肛門をギュット!引き締める』ということです。


『肛門ギュット!運動』

まず肛門をギュット引き締めることによりまして、
肛門の活約筋や肛門拳筋が刺激され、
肛門神経叢が刺激されるそうです。

肩の力を抜くことで横隔膜神経叢が、
下腹部に力を籠めることによって、
太陽神経叢、腹腔神経叢が刺激され、
つまり『肛門ギュット!』で一瞬にして
全身の重要な神経叢に刺激が加わり、

この刺激で、
自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを整え、
宇宙エネルギーを心エネルギーに補充、
宇宙との一体化を深め、
泰然自若たる境地、
天空海闊たる心境を開こう!
という運動、呼吸法なのですが、

私などは、顔の口の阿形『あ』から、
肛門ギュットの口の吽形『うん』にいたる気の流れ、
繰り返される気の回転は、
まさしく『人体宇宙の阿吽円相螺旋運動』

全身全霊人体宇宙の
阿吽円相螺旋呼吸法だと実感しております。

あらためまして、
のしてんてんさんもよろしければ
お試しくださいませね♪

いつものしてんてん力ありがとうございます☆

今日も善き日をお過ごしくださいま^せ^


感謝∞8∞八方拝です!
返信する
おはようございます (のしてんてん)
2017-03-18 08:17:35
クンバハカ呼吸法というのは初めて知りました。

それにしましても、まかこさんは日々、心身がともにあり、おのずと宇宙に拡がっていく実感をお持ちなのでしょうね。

さっそくやってみました。

慣れないと、呼気の吐き切ったタイミングで腰を引き締める力具合が難しいですね。

ポイントが違うのかもしれませんが、息を吐き切ってしまうと、力が途切れてスムーズに引き締めが出来ません・・・・

肛門引き締めは、呼気のしめなのか、吸気のスタートなのか、そのポイントがどこにあるのか、難しいですね。

いろいろ工夫して試してみます^ね^。

竹垣はだいぶ言えるようになりましたが、これも日々、鍛練ですね。

いつも、
ありがとうございま^す^
返信する
☆肛門ギュット!運動♪ (真鹿子(まかこ))
2017-03-18 12:58:05
のしてんてん様

おはようございます!

ナウイズム二人展の案内状
出来上がりました^ね^

今度は堺市ですね♪5月春爛漫、楽しみです
ご盛況お祈り申し上げます☆


さて、今度は真鹿子流阿吽呼吸、
お試しくださいましてありがとうございます。

けれども、そうなのですよね (汗)
はじめは、肛門ギュット!のタイミング、
ポイントが、すこし難しいですね。

私の場合どのようにしていますかお話しますね。

私は我がワンルームの前方、
神出町雌岡山(めっこさん)頂上の
神出神社に向かいまして、
立って行うのですが、

まず立脚、そして肩の力を抜きまして、
胸の中心で両手を合わせます。
そしてじっと神出神社の方向を見つめます。

基本は腹式呼吸ですので、

まず下腹部(丹田)に気を籠め力を籠めて、
まだこの段階では
肛門ギュット!までは少しむつかしいですけれど
心持ち引き締めまして、


口を阿形の「あ」にしまして、
阿形の口からゆっくりと
息を吐き出します。

そうしましたら
息を吐き出してしまいますころには、
下腹部がへっこんでいます。

そして口を閉じますと同時に腹部が膨らみ、
鼻から息が自然にすうーっと吸い込まれ、
これ以上吸い込まれないところ寸前で、

私は肛門ギュット!を発揮☆
同時に顔の口に少し力を入れまして、
吽形の「うん」で口を閉じ2,3秒静止をキープ

再び顔の口を阿形「あ」形に開き
息を吐き出すという呼吸を10程繰り返します。

そして私の場合はそのまま、2拝2柏手、
「宇宙の平和を
 宇宙同根多種多様万物一体
 森羅万象万物すべての平和を
 有り難う御座います
 感謝申し上げます」とお祈りと感謝をいたしまして1拝

1日に8度できるとよいのですが、
今は6度ぐらいでしょうか
けれどもお陰さまで心身も体調良好で
有り難いです。
これからも精進させていただきま^ね^

肛門ギュット!のタイミングは、
やはり慣れだと思いますが、
のしてんてんさんがなさっておられるうちに、
のしてんてんさんの呼吸のリズム、
身体に合ったタイミングでなさったらよいのではないでしょうか♪

因みに肛門ギュット!運動は
外部からは見えませんので、
いつどこでなさっても良いようです^よ^;;
またお試しくださいませね♪

それでは今日も善き日をお過ごしくださいませ☆

いつものしてんてん力ありがとうございます!


感謝感激∞8∞八方拝です!



追伸

『竹垣舌カスタネット』ですけれど、
順調にスピードアップしていますよ(笑)
このまま高速になってしまいますと、
竹垣舌カスタネットしながら
どこか異次元にぶっ飛んでいってしまいそうです♪
言葉はほんとうに不思議ですね。
このことにつきしてはまた別の機会に
いつも長文ごめんなさ~い!
返信する
ありがとうございます (のしてんてん)
2017-03-19 10:16:40
さっそく、今朝の草引き散歩で実践です。

対岸の関空に向かい、かまこ形式でやってみました。

吸気を止めて、その気を丹田に閉じ込めるように力を加えて自然に吐き出す。


そんな感覚でやるとスムーズに出来ました。

なんだかすっきりする感じです。

続けてみます^ね^

変化があれば、また報告いたします。

それにいたしましても、

随分日の出が早くなったきました。

家に帰りつくまでに、もうお日さまは山の端から顔を出してきます。

温かい季節になってきたのですね。

返信する

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