空間絵画の頂点に向けて
私のテーゼが確立しました
以下その内容を掲載して広く世界に問いたいと思います
- 空間具象宣言
空間絵画を新たな芸術運動に位置付ける理論を日本から世界に発信したい。
それは抽象画ではなく、具象画の中に新たな論理的なジャンルをつくることである。
本来の具象画は見えるものを対象にして描く。
物質を通して心を描く手法であり、これを物質具象と呼ぶ。
そして新しい具象画のジャンルをこう呼ぶ。
すなわち空間具象と!
空間具象は思考を逆転させる。
これまで背景に押しやられていた空(くう)を主体とし、物質は空の果実として描く手法となる。
では形のない空をどう描くのか。
その論理的基礎は正しいのか。
それは現代科学の証明する宇宙の法則と、心を解き明かす般若心経の経文にある感動的な一致点から導き出される空の概念を使うのである。
色即是空・空即是色{ 見えるもの(物質)は空であり、見えない空は見えるものにもなる。}
E=(MC2){ 見えないもの(エネルギー)は物質がすべて光になったものである。}
すなわち空はエネルギーの具象なのである。
見えないのではない。無いのではない。それは満たされた具象なのだ。
新しい具象絵画(空間具象)ではその空を描くのである。
これは抽象ではない、それは強い具象(宇宙)の意識と共にある。
そこではエネルギーが主体になる。
エネルギとは無限の波動である。
この無限の波動が永遠に続いて行くのが空間である。
そしてこの波動が場所を得て固まり無限循環しているのが物質である。
そう捉えると、空間具象は成り立つのだ。
すなわち空間具象は基本的に波動と無限循環である円によって絵画を生み出す。
簡単に言えば世界は波と円で出来ているのであり空間具象は円を育む波を描くのだ。
これがこの世界の見えない真の姿だからである。
100枚を超える空間絵画を描き続けて、私はようやくこれが新たな絵画のジャンルになり得ると確信した。
時間を主軸とする世界観(四次元)を持つ現代人は、明確に区分された自他の境界を持って生きている。
時間は人間に成長を意識させ社会を発展させるという利点がある反面、様々な苦悩が生み出されている。
時間に追われ、不安と後悔や世界に対する無力感と絶望観にさいなまれて諦観がはびこり、それが社会を老化させている。
人々の眼は物質の引力に惹きつけられて空を見上げる暇もないのである。
人類は今やしたたかに空を主体とする生き方を必要としている。
それは時間と垂直に交わるスケールの概念を得ることで成就される。
時間とスケールを座標軸にして世界を観ると、
スケールを主軸とする世界観(五次元)を得た人間は自他の境界を持たず、
己は宇宙そのものであるという実感の中で生きることが出来るのである。
私達が存在する真実の姿は、空を主体に生かされていることを理解しなければならない時が来ているのである。
空を主体にした生き方がどれだけ人間に益(幸福)をもたらすのか、
それは誰も知らないが、しかしこの空間具象の運動の中から、いずれそれらは詳らかになるだろう。
それが人間の叡智だと信じるのである。
空間具象をその先駆けとして空間の真実を世に問う新たな芸術運動を、
より自由に発展させ、
制作の波紋を広げようではないか。
北籔 和(Waa)
このテーゼに基づいた空間絵画はすでにF10号キャンバスで120枚を越えました。
その最大の目標はこの絵画を1000枚描き続けることです
1000枚目の絵画を1枚目の絵画につないで大きな円環を創り、空間を表現します。
取りあえずの目標は
1年後、画廊ぶらんしゅで開催予定の個展発表になります。
目下作成中の
この作品は、20枚を一列にして
その下に5行の列を平面的につなげていく作品で
20枚×5行の大壁画を制作します。
現在このように左右上下を蓮読する空間を広げていく作業を続けています
上段に20枚の完成作品を並べ、その下に新しい作品を描いていく手法で
作者本人もどんな絵が生まれてくるのか予測不可能ですが、
これこそが人間存在の本質だと割り切って制作中です
個展を成立させるためには1年で
最低100枚を描かなければなりませんが
それが今年の元旦の計となりました
どうか皆様
この前代未聞の計画を
見守っていただけたら幸いです。
この孤独の運動に
手を貸していただければ
力は波動となって
人類の隅々まで届く
そう信じたい
最近の世相でもあります。
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