2月は、ナウイズム旗揚展に終始した一か月で、私にとってとても意義深い個展となりました。
人とは何か、そして人間とは何なのか。
続けてきた思索と制作が一つになって、ようやく内から外に向かって発信できるという思いを抱かせてくれる展覧会となりました。
のしてんてん系宇宙論を着想した1977年からナウイズムに至る40年の節目に、このような機会が与えられたことに喜びを感じます。
はるひ美術館、学芸員の奥村綾乃様からは、個展の総括を下記のようにいただきました。(抜粋)
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おかげさまで、とても充実した展覧会となりました。
《ナウイズムの夢》をはじめすべての作品と空間が総合的に
北籔和という作家の表現と哲学を物語るにふさわしいものとなっていたと思います。
トリエンナーレの際の印象に残っていた方もいたようですし、
「気になっていた作家だが期待以上だった」と感動された方も少なくないのではという印象です。
ナウイズムの夢ももちろんですが、個人的には公募展用の色気のある(?)作品たちも一同に見られてよかったです。
人の姿は描かれていないのに、やはりこれは人の心以外のなにものでもないなあと改めて強く感じました。
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学芸員から見ていただいた、のしてんてんの世界。私の色気をも見通す感性に脱帽しつつ、あらためて感謝申し上げます。
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この3月より、ナウイズムは、夢から現実に向けて発信し続けて行きたいと心を新たにしております。
「人の姿は描かれていないのに、やはりこれは人の心以外のなにものでもないなあと改めて強く感じました。」
このことばを借りますと、ナウイズムもまた、人の心以外のなにものでもないのです。
人の心なら、私たちは己の力で己を変えていくことが出来る。
ナウイズムはまさにその証しでもあるのです。
宗教に頼って己を変える。正しい道を歩む限り私はその人を支持し応援いたします。
科学に頼って己の生き方を考える。自然を生かす方向なら支持し応援いたします。
己を頼って己を変える。己の自然を受け入れる限りそれはナウイズムに他ならないのです。
方法はどうあれ、人は己の中の自然を豊かに解放して至福の人格を手に入れることが出来るのだと思います。
そしてその、至福の人格の間にある空間こそ、人の間、至福の人間が誕生する。そんな夢を描くことはけっして不可能なことではありません。
ナウイズム運動は、つまりこういうことです。
ナウイズム運動とは、組織をつくるのではなく、人をつくる運動なのです。
そして誰が人をつくるのかという問には、己以外にはありませんと答えます。
他から与えられるものはどんなものであれ偽物です。釈迦の教えさえそれは偽物なのです。それを本物にするのは己だということですね。
人はみな、自分の中に自然を持っています。
その自然を耕し、その自然の恩恵(至福)を受ける。
そのために必要なものは、ただ一つ、気付きだけなのです。
ナウイズムはその気付きを醸成していくための一つの契機であり、その人にとって必要であればそれは自然に拡がっていくのだと思います。
己を生き、己を実感してそのナウイズムを発信する。
それがナウイズム運動と私が呼ぶものです。
五次元は、この己の中にある自然を、もっとも間近で見ることのできる思考をうみだしてくれます。
スケールの概念が拡散し浸透することがナウイズム運動の広がりを保障してくれる。
そう信じて、
新たな3月をスタートいたします。
賛同していただけるすべての皆様に、時の呪縛から脱する5番目の次元、スケールの概念を託して、新たな第二章を開けたいと思います。
よろしくお願いいたします。
「ナウイズムはその気付きを醸成していくための一つの契機」この言葉が本当に素晴らしいと想います。
外界からくる答えは”自分が掴み取った答えには劣る”事実はありつつも、それを“活かす”(宗教も科学も)ことが真だと。
人の心を更なる次元に運ぶ手助けをする、のしてんてん様のこれからの歩みを応援しつつ!!
私自身たまに休みつつ、のんびり触れさせていただきます笑
真実は私たちそのものですが、悲しいかな私たちの思考はそれに気付かない。
立派な経典も、気付かなければそこに書かれた言葉は真実に届きませんよ^ね^
のんびり行きましょう^ね^