③ 宇宙の誕生をイメージする
目を閉じて、空間の闇のなかに入ってください。
延々と、どこまでいっても何もない空間だけの世界が広がります。
そこにあるのは、光と意識だけです。
しかしそこには照らし出す何ものも存在しないのです。無の闇を見つめましょう。
そのイメージの中に、素粒子の小さな粒を思い描いてください。
空間にものが生まれました。
とたんに光はその粒を照らし出しますね。
素粒子は空間に均等に広がり、光が当たって霧のように見えます。
均等に並んだ素粒子の空間をイメージしてください。
あなたの意識が、一つの素粒子に集中します。その一粒が浮かんでいる位置をあなたの指で少しだけずらしてやりましょう。
すると突然、今までの均衡が破れます。
位置がずれた分だけ、素粒子同士の間隔が微妙に変わりました。
近いもの同士が引き合い、その力関係で反発する集団もあります。均質の世界が破れることで正と負の力が生まれ、瞬く間に粗密の空間に変わったのです。それは爆発的な勢いで進みました。イメージできますか。
強い力で引きあう素粒子は原子核となり、負の素粒子をひきつけさらに大きなかたまりになろうとします。負の電子は回転運動を始めて、その力に対抗し、物質として安定します。
太陽を中心にして巡る太陽系と同じように、電子が陽子の周りを回る形を想像してみましょう。
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