
五次元宇宙を認識するためにスケールの次元を提唱しました。それをなるべくわかりやすいように紹介したのが当ブログ「次元について」でした。、
今までの常識である四次元では認識できなかった世界を、認識するためのもう一つの道具(スケール)を用いることで見えてくる世界を五次元宇宙(のしてんてん系宇宙)と呼ぶのです。
ではこのスケールの系とはどういうものか、それを今回は見ていくことにしましょう。
認識の根底には、認識するこの「私」というものがいますね。「私」がいなければ認識は成り立ちません。これを認識主体と呼びます。
四次元の世界は、この認識主体のスケールが絶対不変のものと考えます。つまり自分とその住んでいる世界の大きさは変わらないと考えるのです。見えないものを観るためには、観るもの自体を大きくして見せる顕微鏡や、シュレーディンガーの猫が必要となるわけです。そこで認識できる世界は次のようなものになります。
この写真は大きな世界から小さな世界に向かって、見え方が変わっていく様子を示しています。観にくいですが、画面中央の小さな四角を拡大するとこう見えるという形を繰り返して示しているのがわかりますか。私たちが認識できる世界をスケールの軸に沿ってみたものです。
四次元思考ではこれ以上の世界は認識できません。
しかし五次元では、認識主体が自由に伸縮して、極大~極小の間を移動できると考えます。つまり認識主体はスケールの軸に沿って変動するのです。実際に見るわけではありません。イメージするのです。その際には上の写真も役にたちますが、イメージは更に極大極小に向かうことが出来るのです。この写真が無限に循環すると思って下さい。
さて、本題です。
ここにビスケットがあるとしましょう。このビスケットを半分に割り、さらにその半分に割る。これを無限に繰り返すとどうなるでしょう。人類の永遠の課題、無限分割ですね。
最後には素粒子一個になってしまうでしょう。もうこれ以上分割できないのでしょうか。この時、認識主体である「私」のスケールが素粒子大になったとしたら、素粒子は地球のように見えますね。
しかし分割できないことはないのです。そこでは地球を半分に割るというような壮大なことになるでしょう。スケールの系は、このように無限分割していくスケール軸を表しています。そして系線は無限に0に近づきます。けれども、けっして0にはならないのです。
一方極大の方向に向かっては、逆に分割したものをひとつにくっつけて、スケールを大きくしていきます、そしてここでも系線は無限に1をつくり続けるのです。この世界を、認識主体を変動させることで認識することが出来るのです。
このトーナメント表は二つが合体して一つになっていくことを表しています。この時、最下層の数が無限大(∞)であれば、このトーナメント表も無限大(∞-1)となって無限に1をつくり続けるのです。
この無限分割や有名なゼノンの逆説などは、時間を無視した詭弁だと言われることもありますし、数理学の上では破たんをきたします。物理学での特異点もこのあたりから出ていると言っていいでしょう。
つまり、現在の科学では扱い難い無限分割を、是として中心軸に据えたのが五次元思考なのです。
スケールの軸は、時間を無視したのではなく、瞬間についての科学だということです。
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