今、この瞬間に身をおいていると、心が敏感になる。
見慣れたはずの街路樹が
初めて見る風景のように
明るく輝いている。
芽吹き始めた若葉も
その下に重なる年越しの古葉も
その輪郭がひときわ白く輝いているのだ
私にはそれが、葉脈の気の発散に見える
溌剌と
限りなく新鮮な美しさだ
塵ひとつない
こころを溶かす清らかさだ
小さな硬い蕾にさえ
水脈のめぐるぬくもりがある
今この時を生きるものたちよ
無抵抗に
どうしてこんなに美しいのだろう
無防備に
どうしてこんなに心迫りくるのだろう
こころの眼にしか見えない
妖精たちが
水と土を光に変えている
この一瞬の中に
私はただ、無限にたたずむ
簡単に出来るCG画、のプログラム(このブログについている機能)で作っていたころの作品です。
からさんもやってみませんか?