スケールの世界を理解するために私は、
タイムマシーンならぬスケールマシーン「スケール号」を提案する。
スケール号に乗ると、伸縮自在に世界を旅することが出来る。
顕微鏡でものを拡大して見るのではなく、自分が縮小する。
逆に太陽や銀河系の大きさになって世界を眺める。
このようにスケール号に乗って見ることの出来る世界、
それがスケール宇宙の理解の仕方なのである。
(次回はどんな宇宙が見えてくるか . . . 本文を読む
四次元はただ一つのスケールを基準にして認識する宇宙で、無限に広がる宇宙以上に想像することが出来ない。
図のオレンジ色の世界である。
五次元は無限のスケールを基準にして認識する宇宙であり、無限の広がりが無限のスケールの数だけ存在する宇宙を想像することが出来る。
図の黄色の世界である。
この世界の大きさは比べものにならないだろう。
これは、アキレスとカメのパラドックスを正しいと認めるかどうかの違 . . . 本文を読む
私達の知る宇宙は四次元の世界だといわれる。
これは三次元の空間に、時間を加えたもので図の黄緑の世界なのだ。
自分のスケールだけで世界を認識する領域ともいえるだろう。
この世界では自分という主体の変化を認めないために、
アキレスとカメのパラドックスが説明出来ない。結局は時間を無視した詭弁だと言って逃げるしかない。
だがこの四次元の世界に、スケールの軸をくわえた五次元の宇宙を想像したら、
今まで . . . 本文を読む
宇宙を想像する新しい機軸、スケールという考え方だ。
それは、
自分の体の大きさを自由に変えて世界を見るということだけでokだ。
自分の体がアリだったら、ウイルスだったら、原子だったら、と想像してご覧、
自分の体の中に広大な宇宙が見えてくる。
孫悟空がお釈迦様の手のひらから逃げられなかったように、
極小の原子より小さな身体から見る、
あなたの手のひらは何億光年もの広がりを持つ宇宙なのだ。
そしてそ . . . 本文を読む
現実には足の速いアキレスはすぐにカメを追い抜いてしまうから、
このパラドックスは時間を無視したところに誤りがあると言われる。
だが、宇宙が(時間の軸)と(スケールの軸)から成り立っていると考えると、
このパラドックスはまったく正しいことが分かる。
アキレスとカメは、何の矛盾もなく上の図のようにあらわされる。
放物線を描く●は互いの距離を示しているが、その距離が無限に小さくなりながらスケールの軸 . . . 本文を読む
俊足のアキレスは、カメに追いつけないというパラドックス
アキレスがどんなに早く走っても、
カメがいた場所に行く間に、カメはいくらか進んでいる。
同じように、そこからカメのいるところまで行く間に、カメは必ずその先に進んでいる。
その繰り返しでアキレスは無限に近付いていけてもカメに追いつけないのだ。
このパラドックスには
宇宙を理解するための重要なヒントが含まれている。
(明日へ続く)
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