どんな大きな災害でも、日本人は粛々として乗り越えていく
被災地で略奪が起こらないことに海外の報道は賞賛の声を上げている。
私達にしたらそれはあたりまえのことなのだが、あらためてその、あたりまえのことが賞賛 に値する素晴らしい資質なんだと考えさせられた。
私達の心の中には、どこかに一人一人がつながっている、通奏低音のような心のリズムを持っている。仏教も神道 . . . 本文を読む
雪が降りました。夜の間、強い風が電線を鳴らしていました。
家を失った被災地の皆さんの事を思うと、天をののしりたい衝動に駆られます。
テレビでは、被災者の笑顔が写りました。自分の家が失われたのに、天を恨む言葉は一 もありません。なんて素晴らしい人たちなんだろうと思います。
天をののしる私の心が恥ずかしくなりました。天を . . . 本文を読む
想像を絶する不幸が現実のものとなった
容赦ない自然の猛威と、人災が未曾有の災害となって降りかかってきた
一人ではどうすることも出来ない甚大な被害、
人類の心が試される最大級の不幸だ。
被災地の人々の物資を支えよう。
被災地の人々の心を支えよう。
物の救済には大きな交通障害と分配の遅れがあるが
心は自由に、一瞬で届く
救済を必要とする人々も、救援に . . . 本文を読む
誰からも愛されず、孤独な生活を送る不幸。
一人は孤独から逃れようと必死になり、人から理解され愛されようとする。そのために人の機嫌を伺い、自分がどう思われているのかが気がかりで、いつも緊張している。それが不自然な振る舞いとなって、人から嫌われる羽目になる。
一人は、孤独を受け入れる。すると孤独は恐ろしいものでも、淋しいものでもないことが分かってくる。孤独を受け入れて自分 . . . 本文を読む
社会からしかとされる不幸がある
一人は人から気に入られたい一心で、他人の顔色を伺い、自分を人に合わせようとする。そう思えば思うほど、自分の下心が現れて一層惨めで嫌な自分になっていく。その悪循環から抜け出せない。
一人は人から嫌われているという思いを捨てて、周りばかりを見つめていた目を自分の方に向けた。自分に対する他人の態度に抗わず否定もしなければ、やがてそれは自分の中 . . . 本文を読む
会社の倒産で生活苦に陥った。
一人は奪われた生活が頭からはなれず、今の境遇の惨めさに嘆く毎日を送っている。
別の一人は、今この時を受け入れ、まぼろしとなった華やかな生活をキッパリと捨て去った。
すると豊かなときには気付かなかった幸せが、夜空の星のように輝いているのだった。
路傍の一輪の花にさえ幸せを見ることが出来るのだ。
今この時にないものは夢幻と同じ、 . . . 本文を読む
余命幾ばくもない。医師からそう宣告された。
一人は悲観し、病魔にみまわれた不幸を悲しみ、不安と絶望の中で日々を過ごしている
一人は残された命を全身で感じ一瞬一瞬を大切にして生きてる。すると今までの人生の中で、最も充実した生き方をしている自分に気付く。
どちらが幸せかは明白だろう。
死の宣告を受けた者の不幸は、未来に意識をとらわれて、今この時を見失ってしまう . . . 本文を読む
思い出の大切なグラスを不注意で割ってしまった。
一人は後悔と無念にさいなまれ、その日一日面白くない日を過ごした。
もう一人は、またとないチャンスだと思い、割れたグラスの破片を集めて板に貼り付け色を塗ってきれいな壁掛けを作った。
どちらが幸せかは歴然だが、その違いは、過去にとらわれた人と、今に生きる人の見方にある。
幸せになりたかったら、過去にとらわれないこと。それが . . . 本文を読む