季節はずれの台風。
大阪にはたいした被害は出なかった。
空はまだどんよりしている。
草引きは4時から6時の2時間がんばった。
もう少しでビーチの5割ほどの面積が除草できる
そんな思いがあって、ついやりすぎてしまった。
いつも3人で散歩している中の一人が声をかけてくれるようになった。
朗らかでいい感じの青年だ。
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浜の雑草引きで気付いたことがある。
それはほとんど虫がいないことだ。
何時間いても蚊に刺されない。
時々マル虫や、バッタに出くわすだけだ。
家の庭で草引きをすると、10分もいれば体中蚊にやられる。
そんなことに今ごろ気がついた。
台風の前の静けさか、
浜辺は時折小雨が落ちてくる程度の湿りがあって
草は引きやすい。
楽しい草引 . . . 本文を読む
ビーチサンダルのそこが磨り減って鼻緒が外れた。
鼻緒に針金を通して固定するとまだいくらかは使えそうだった。
昨日子ども達が新しいサンダルをプレゼントしてくれた。
父の日だという。
今日はその新しいサンダルを履いて浜に行った。
履き心地は上等だ。
浜の雑草は見た目に少なくなってきた。
あと2日もあれば、中央に100mほどの白いマーブルビー . . . 本文を読む
今日も雨
昨日の場所を選び、草引きを始める。
途中から雨がやみ、厚い雲から少しづつ光が拡がってきて太陽が顔を出した。
その高さに驚いた。時間を過ごしすぎたのだ。7時を回っている。
雨のため抜いた草をおいたままだった昨日の分も含めて、岸の草地まで運ぶ。
2日で100㎡ほどの白浜が除草できた。
ご苦労さんです。
そう声をかけてくれる . . . 本文を読む
雨が朝から降り続いている。
ビニール傘をさして浜にいくと、さすがに今日は人気がなく、
雨ものんびり降ってくるように思えた。
人がいないという意識が開放感を感じさせるのは、私固有の性癖なのだろうか
子どものころからいつも
周りの人に気を使って生きてきた。
嫌われないように・・・、それが無意識の中にいつも潜んでいた。
今もそうなんだというこ . . . 本文を読む
目覚めると窓が明るかった。
急いで浜に行くと、赤銅色の太陽が地平に顔を出していた。
6時過ぎにはアトリエに帰りたいので
草引き作業は短くなる。
それがいい結果になった。
ヨモギの小さな群生が点在する場所だった。
真直ぐ天に向かって引くとヨモギはたいがい綺麗に抜ける。
そのとき地と天の間にあるエネルギーが私の体を通りぬける . . . 本文を読む
ふとした思い付きから始めた雑草引きが3週間続いた。
継続は力というが、それは何より自己実現の最も分かりやすい方法だといえるだろう。
そして自己を確立させる所に人間力が生まれてくる。
まさに継続は力なのだ。
1.5kの白い浜、それを一人の力できれいにする。
そんな外から見える力よりも
内側にこそ、その力は発揮される。
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何でもないところに喜びを見つける。
その方法はただひとつ、自分で心を定めることだ。
人から言われてすることに心からの喜びはまず生まれない。
生きるということは、オンリーワンなのだ。
だから、自分で決めて自分で行うということは純粋なあなたの形になる。
早朝の散歩者の多くはそのように満たされた顔をして歩いている。
ささやかな朝 . . . 本文を読む
4時半起床。
昨日やり残したエリヤを一気に片付けた。
身体は動くが、心は大いに乱れている。
仕事上で、失敗するかも知れないという恐れが生まれているのだ。
草引きをしながらその思いを眺めていると、
失敗を恐れるのは、その失敗で人が迷惑をするという思いからではなく、
自分が避難されるのを恐れているという心が見えてくる。
その思いは、幼年期の . . . 本文を読む
天気のよい朝だ。
草引きを始めて、どれだけ変化したのか確認のため写真を撮ってみた。
目立つ大きな株から引き始めたので、かなり雑草が減ったように見える。
それなりにうれしいのだが、これからが大変だ。
小さな芽が案外難しいのだ。
石の間から顔を覗いている程度の草は、石ころを取り除かなければ引けない、それが無数にあると時間と手間が倍増する。
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