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天草四郎伝説

2023-05-17 21:28:00 | 歴史
 今夜放送された「世界の何だコレ!?ミステリー」(フジTV)では天草島原の乱を率いたという天草四郎伝説のナゾを取り上げていた。
 番組では原城に籠城した3万7千人の一揆軍のほとんどが天草四郎を見たことがなく、存在そのものが疑われていたという話や、四郎は5人の浪人たちに操られていて、四郎の出現を預言した宣教師の話も彼らによってでっち上げられていたという話などが紹介された。
 一揆軍を率いた一人がキリシタン大名小西行長にかつて仕えていた森宗意軒という人物。以前、このブログでも紹介したことがあるが、わが家の近くに森宗意軒のご子孫がおられる。元航空自衛隊のパイロットで退官された後、家業の米穀店を永年経営、昨年末ご高齢のため閉店された森さんがその人である。僕の高校の大先輩でもあり長くご好誼を賜っている。実はわが先祖の中に細川忠利軍の一員として天草島原の乱で戦死した先祖もいるので微妙な関係でもあるのだが、まぁ時代のうねりの中に巻き込まれた者同士ということで割り切っている。


天草四郎らが天草から島原へ向かった乗船之地(天草郡苓北町坂瀬川 ※阿部正直さん撮影)

 天草四郎の出身地大矢野島、現在の上天草市の天草四郎「生誕400年」記念事業PR特命大使の舞踊団花童によるPV動画「天海」。
 ロケが行われた「湯島」は天草島原の乱で天草四郎や森宗意軒らが軍議を行なったといわれ、別名「談合島」とも呼ばれる。また近年では「猫島」としても知られる。



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4 コメント

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Unknown (小父さんA)
2023-05-17 22:27:16
>3万7千人の一揆軍のほとんどが天草四郎を見たことがなく、存在そのものが疑われていた・・・

ありゃ、今ウイキペデイアを覗いたら、「豊臣秀頼の落胤であったとする伝説もあるが、信憑性は低い。」などなど神秘に包まれているようですね。

その番組を観ていませんが、毎週観ている「関口宏の一番新しい中世史」には、次々に後世の権力者が創り上げた話かも知れないと何回となく解説されていますね。

我々が小中高等学校で学んだ歴史は、今どんどん書き換えられているようですね。

そもそも聖徳太子なんて誰が言い始めたのか知りませんが、現在の中学では厩戸皇子・厩戸王と現在は学んでいると聞きますね。

反対に歴史って分からないことが多いのがかえって興味をそそるるのでしょうか?

その「世界の何だコレ!?ミステリー」、観たいですね。

有難うございました。
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Re:小父さんA様 (FUSA)
2023-05-18 10:02:44
> 豊臣秀頼の落胤・・・

この類の話はよくありますよね。豊臣シンパの願望なんでしょうね。

歴史は勝者の視点で伝えられて行きますのでまず疑ってみる必要がありそうですね。

聖徳太子に限らず、近年は史料に見えないからと簡単に書き換えていますが、何百年もそう呼ばれてきた歴史は何だったのかと逆に疑問を感じてしまいます。
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天草四郎伝説 (tadaox)
2023-05-19 10:36:24
(FUSA)様、妻の友人で天草四郎の子孫を名乗る人と結婚・離婚した女性がいましたが、ありゃりゃこの話も疑問符が付くのかな。
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Re:tadaoxさま (FUSA)
2023-05-19 11:25:17
奥様のご友人にそんな方がおられましたか!
天草四郎は十代で亡くなっていますので、はたして直系の子孫がいたかどうかは疑問ですが、親族はいたはずですのでその子孫がおられることは大いにありえると思います。
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