徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

書類の保存期間

2008-07-17 11:34:59 | 時事
 もうだいぶ前になるが、ある保育園の保育日誌の電子ファイル化を検討依頼されたことがある。毎日毎日発生する保育日誌が膨大な量になり、保管場所に困っているというのだ。法的にはたしか3年間の保存が義務づけられているらしいが、実際には3年以上さかのぼって保育状況を調べることもあるので結果的に永年保存になっているらしかった。コピー機メーカーなどを回ってスキャナーの活用も検討した。しかし、イメージファイルになって文字による検索ができなくなるのは困るというので、データベースソフトのアクセスと連携させてキーワードなどを入力し、文字情報も検索できるようなシステムを考えた。しかし、そのシステム開発や運用のコスト、工数等を考えるとすぐに導入するのは難しいと考え、断念した。
 民間、公的機関を問わず、普通、書類の保存についてはこのくらい真剣に考えているものだ。大分県の教員採用不正事件のように書類がたまってしょうがないから、法的に保存期間が定められている書類だろうが何だろうが半年間で廃棄するなんてことは考えられない。大分県の教育長は「証拠隠滅の意図はなかった」というが、百歩譲ってそうだったとしても、法を無視して廃棄すること自体、人に教える資格はない。

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