大河ドラマ「光る君へ」の第6回にいきなり清原元輔が出て来てビックリした。ききょう(清少納言)に関連して名前は出てくるかもしれないがおそらく登場することはないだろうと思っていたからだ。藤原道隆が開いた漢詩の会に講師として招かれ、お題「酒」を出していた。三十六歌仙の一人として名高い歌人である元輔と娘の清少納言の関係を説明するために創られたエピソードなのだろう。
「元輔集」(清原元輔個人の和歌集)を読んでいたら前書きに次のような中宮定子と清少納言の歌のやり取りが紹介されていた。
定子が
元輔が後といはるる君しもや今宵の歌にはづれてはをる
(歌人として名高い清原元輔の後を継ぐべきあなたなのに、今宵の歌会には参加しないのね)
これに応えて
その人の後といはれぬ身なりせば今宵の歌をまづぞよままし
(その元輔の子だと言われることがない身でしたら、今宵の歌会では真先に詠んだことでしょう)
ドラマはこれからどういう展開になって行くのかわからないが、清少納言は才気煥発な女性であったことは間違いないようだ。
肥後国司を務めた清原元輔を祀る清原神社(北岡神社の飛地境内)
「元輔集」(清原元輔個人の和歌集)を読んでいたら前書きに次のような中宮定子と清少納言の歌のやり取りが紹介されていた。
定子が
元輔が後といはるる君しもや今宵の歌にはづれてはをる
(歌人として名高い清原元輔の後を継ぐべきあなたなのに、今宵の歌会には参加しないのね)
これに応えて
その人の後といはれぬ身なりせば今宵の歌をまづぞよままし
(その元輔の子だと言われることがない身でしたら、今宵の歌会では真先に詠んだことでしょう)
ドラマはこれからどういう展開になって行くのかわからないが、清少納言は才気煥発な女性であったことは間違いないようだ。
肥後国司を務めた清原元輔を祀る清原神社(北岡神社の飛地境内)