徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

父と天草

2021-05-19 22:09:31 | 
 今日は21回目の父の祥月命日。父は生前、自分史のようなものを書き残している。これまで何度もこのブログのネタにさせてもらったのだが、いろんなエピソードの中でも最も印象深い一つがこの話。
 戦前の昭和11年、天草・大矢野島の上村小学校に勤務していた頃、貧しい家の少女たちが、「からゆきさん」として中国や東南アジアなどに売られて行った悲しい思い出である。そんなこともあってか父は天草をことのほか愛した。まだ元気だった頃はよく家族で天草旅行に行ったものだ。
 命日に当たって今一度読み直してみた。




2012.4.7 熊本城本丸御殿中庭~桜の宴~ 少女舞踊団ザ・わらべ「愛の南十字星」

「からゆきさん」として異国に売られて行った天草の少女たちの悲しい運命を描いたラジオドラマ
「ぬれわらじ」(木村祐章 作)をモチーフとして、長唄三味線の今藤珠美さんが作曲した舞踊曲。


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2 コメント

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FUSAさまへ (くりまんじゅう)
2021-05-20 21:33:54
♬赤い花なら曼殊沙華オランダ屋敷に雨が降る
濡れて泣いてる じゃがたらお春~♬
と子どもの頃から歌ってきましたが この歌は
悲しい運命をたどったお春さんの話だったと数年前に
知りました。からゆきさんのむごい運命も映画で観た記憶があります。

お父様はまだそんな話が なんとなくご法度の時代に
いいものを残されました。
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Re:くりまんじゅう様 (FUSA)
2021-05-20 22:51:55
渡辺はま子さんの「長崎物語」ですね。
幼い頃、祖母に手を引かれて渡辺はま子さんのショーを見に行ったことがあります。
多分この歌も歌われたんだろうと思います。何しろまだよくわからない年齢でしたので。(^^♪
じゃがたらお春については以前ブログに書いたことがあります。
https://blog.goo.ne.jp/np4626/e/24bdaf573a5981ad61f50382ec173630

からゆきさんの風習は戦後まで残っていたそうです。
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