![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/95/33206e3d8a929733ba5a0bf7f91eb598.jpg)
そのなかで僕が好きな句を二つ選んだ。
野すみれの咲くや馬籠の石だたみ 白鳥光江
神宿る小さき棚田や花すみれ 栗田やすし
いずれもハッキリと映像が目に浮かぶところが選んだポイント。
「すみれ」を季語とした俳句で有名な作品のひとつに夏目漱石が熊本時代に詠んだ
菫程な小さき人に生まれたし
がある。
2016年の「漱石生誕150年、来熊120年」に当り、熊日新聞に掲載された「熊本の漱石」と題する著名人のコラムの中に、テレビの俳句番組で著名な夏井いつきさんのコラムがあった。夏井さんは次のように述べている。
--漱石の俳句でいちばん好きなのは、熊本時代に詠んだ「菫程な小さき人に生まれたし」です。こういう独白が作品になりうることと、そのかれんな心根に、衝撃を受けました。澄み切った感性が漱石という人間をぴーんと貫く核だったのかと思うと、猫でも坊っちゃんでもない漱石像が見え、惚れ直しました。--
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/96/07ad0c57da335e322c20ddf1f75e59f2.jpg)
漱石記念緑道(京陵中学校前)の漱石句碑
というのは、石だたみの記憶がないのです。
ネット上の画像検索をするとたくさん出てきますね。
たぶん、馬籠宿の木造家屋に有頂天になって石だたみに目が行ってなかったのでしょう。
石だたみの隙間にけなげに咲いている「すみれ」ってたくましさを感じるものです。
「神宿る小さき棚田や花すみれ」・・・『神宿る』と『小さき棚田』が脇役になって、すみれの存在が詠まれているようで素敵です。
「菫程な小さき人に生まれたし」
うわっ、こんな人生をおくりたかった!
夏井いつきさんは、今やスターですね。
私はずっと以前「NHK俳句」をビデオテープを回しながら観ていたのですが当時、夏井さんは女子大生でしたね。
ありゃ、現在は教授ですか!
私も定型俳句の門を叩けば良かったのに、知人に自由律俳句の会、二つに押し込めれて遊んでいましたが、二か所共、魅力的な主宰が亡くなってしまった上に場所が京都と西宮だったので中途半端で辞めてしまいました。
有難うございました。
気温は7度。この三日間はこの程度らしいです。きのう栃木市の岩船町に出かけたおり、大平山のふもとを走っていると、沿道に紅梅の花がほころんでいるのを見つけました。とてもうれしかったです。ぶどう団地があることで有名です。日当たりがいい場所です。
馬籠宿に行かれたことがあるんですね!
私は馬籠宿には行ったことがなく、専ら写真を眺めて行ってみたいなぁと思っていました。
中山道の道端にすみれのような花が咲いている写真も見たことがあるような気がします。健気さを感じますね。
「神宿る小さき棚田というのは、おそらく御田植神事などを行う神田のことだと思いますが、その畦道にすみれが咲いていたのでしょう。何か神々しさを感じます。
夏井いつきさんの番組はよく見るのですが、彼女が漱石の句をこういう評価をしたのは意外でした。
定型句でも自由律でもいいと思いますが、またぜひ取り組んでみてはいかがですか!
紅梅の花がほころんでいましたか!
栃木市あたりもいよいよ春の気配ですね。
ぶどう団地!へぇ~!ぶどう栽培が盛んなんですね(^^♪