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行政よりはやかった民間人のトイレ・断水の支援・・・能登半島地震災害ボランティア・(能登島編3)

2024年03月01日 07時38分45秒 | 災害サバイバル(地震・津波・水害)
地震発生で水洗トイレが使えなくなり、檀家のためにと動いたのは能登島エノメ地区の古刹、浄尊寺の若き住職。
住職の趣味は車で、都内の車仲間に2台のトイレカーを借りに行ったそうだ。ちなみにエノメ地区の給水タンクの設置も、わたしの所属する災害ボランティアネットワーク「お手伝いJAPAN」の方が行政より早く、組織や規則に縛られない有意のボランティアが動きやすい法整備が求められる。
トイレカーを自治体ごとに1台は用意して、災害時に相互に融通しあう自治体ネットワークが広がりつつあるようだ。
 
能登島の温泉では地区ごとに時間指定をした入浴サービスを開始したが、指定時間に入浴できない、慌ただしいと不評。
 
整理券発行の改善策がとられたが、自家用車のない被災者や昼間は働いている被災者は整理券がもらえず入浴できないのに、自家用車がありリタイヤした高齢の被災者が毎日入浴しているのは不公平だと不評。曜日指定で地区毎の入浴支援にすれば不公平はなさそうなのだが、なんでそうしないのか謎だ。ただし3月から島民限定で毎日入浴できるように改善されるそうだ。
大の方はちょっと狭く、汚物タンク容量も小さいので、予算があれば2サイズでかい車の方がいい。下水管が生きていれば汚物を流すことができ、住職は集会所の下水管の蓋に横付けして、頃合いをみて排出していた。
小さいながらも手洗いもある。
 
輪島市では一次避難所の被災者が入浴設備のある二次避難所に移ったからと海自の入浴支援サービスは終了したが、よんどころない理由からビニールハウスや傾いた家で自主避難している被災者の入浴支援は見捨てられた。
 
その一方で防衛大臣がブルーインパルスを飛ばして被災者を激励と、なんの実利性もない支援策を答弁して、被災者の神経を逆なでしている。
 
現場の行政職員もまた被災者でもがんばっているが、国政・県政・市政の支援策は実状にそぐわないものも多く、次の選挙では絶対に自民党は投票しないという声はよく聞く。
 
 
 


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