迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

裏と表の顔を持つ広角シネレンズ KEYSTONE Cine KEYTAR 7.5mm F1.4(Dマウント)

2018-10-13 17:04:59 | Cine lens, TV lens

まるで望遠レンズのように細長いレンズですが、焦点距離7.5mmの広角レンズです。


Q7に付けると35ミリフィルムカメラ換算で34.5mm程度の広角レンズとなります。


KEYSTONE社は米国ボストンの会社で、このレンズはKEYSTONE社の8ミリシネカメラに付いていた交換レンズのようです。

さて写りのほうはどうでしょうか。
絞り開放では、真中だけ解像して周辺は見事にボケボケです。球面収差の影響でしょうか。


それにしてもこんなすごい描写をするレンズ、なかなかお目にかかれません。
でもF5.6まで絞ると、なんとボケボケは消えて見事に解像しています。

 PENTAX Q7+Cine KEYTAR 7.5mm F1.4

裏と表の顔を持つ、ものすごい二面性のあるレンズでした。


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