どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

姉と妹・・奈良

2021年09月22日 | 昔話(関西)

          奈良のむかし話/奈良のむかし話研究会/日本標準/1977年

 

 姉は長者のよめ、妹は貧乏な炭焼きの家のよめ。

 妹の方は、正月だといっても、もちつく金もないので、門松きってきて、姉のところにでかけました。

 姉は門松はもうこうて、正月の準備でいそがしいと、取り合いません。

 妹はしょうがないので、川の神さんに門松をあげようと川に放り込みます。すると、川の中から神さんのつかいというカメがのそのそでてきて、ネコをくれます。そのネコは金のくそをして、びんぼな妹は、だんだん金がたまってきました。

 その話を聞いた姉が、ネコをかりだし、飯ようけくわしたら、ようけ金のくそをするにちがいないと、ようけ飯食わせます。ところがネコは死んでしまいます。

 妹が死んだネコを裏山にほうむると、墓のところに木が一本はえてきて、だんだん大きくなると、その木に金の実がなり、妹は一生安楽に暮らし、姉の家はだんだんびんぼになってしもうたんやとい。

 

 昔話の定番です。願望が反映したものでしょうか。


まんまる だあれ

2021年09月22日 | 絵本(日本)

      まんまる だあれ/文・切り絵 いまもり みつひこ/アリス館/2018年

 

赤い丸からに、ななつの もよう でてきたのは てんとうむし

青い丸に、ぐるぐる うずまき かたつむり

茶色の丸から おだんごむし

緑の丸から あまがえる

紫色の丸から ろっかくもよう かめ

次の赤い丸から ちいさな てんてん まんまるあたまの あかいたこ

黄色の丸から?

黄色の正体は 裏表紙

シンプルですが、クイズ風なのが いいところ。おなじみの生き物というのもわかりやすい。