Mars&Jupiter

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レスピーギの劇的交響曲を聴きながら、西谷から元住吉まで歩く

2007-05-01 06:16:12 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は再び西谷から新横浜・菊名を経由し、
綱島街道を東京方面に向けて歩く。
前回の綱島よりももっと先まで行けるよう挑戦した。

時間の目安は2時間という設定で歩いた。
西谷駅から新横浜駅までは1時間5分。
順調なペースで迷うことなく菊名へ到着し、綱島街道に入る。
綱島に到着してのは西谷駅から1時間50分くらいだった。

さらに歩き続けて日吉に到着した時間は、
西谷から歩く始めてから2時間17分くらいたっていた。
再び歩けるところまでは歩こうと考え歩いたものの、
自分の体力・気力の限界もあり、結局元住吉で終わりにした。
所要時間は2時間25分くらいだろう。

音楽については、今まで北欧の作曲家の交響曲を紹介してきたが、
これでもまだ紹介しきれてはいないほど北欧の交響曲は多い。
とはいえ、それは次回の分にとって、北欧編を終わりにしたい。
北欧編でとりあげたCDと演奏者については、私のHPの
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/symphony-cd-n-eu.html
から見て参考にしていただけるといいと思います。

これからはイタリアやスペインなどの作曲家の交響曲にふれたい。
昨日歩きながら聴いた曲はレスピーギの劇的交響曲である。
レスピーギといえば、代表作はローマの三部作である。
彼の交響曲は一般的には知られておらず、CDそのもの少ない。
彼が世に知られるのは1916年作曲の「ローマの噴水」からだが、
劇的交響曲はそれにさかのぼる2年前の1914年に書かれている。
したがって、聴いた全体の印象からすると、この作品の中では、
色々な当時の作曲家のスタイルを模倣しながらも、
自分の作曲のスタイルを模索しているような感じにも受け取れる。

第一楽章から劇的交響曲にふさわしい音楽であるが、
主題の扱いは交響曲というよりは、ワグナーの楽劇や
リストの交響詩にみられるような扱い方のように思える。
つまり交響曲っぽくはないのであるが、
演奏時間が1時間もかかる大曲である。
曲の長さからいえば、リヒャルト・シュトラウスの
アルプス交響曲のような作品を聴いている感じである。
サウンド自体はワグナー的でもあり、ドビュッシーっぽくもある。

第二楽章はドビュッシーの影響が出ていると指摘される。
この交響曲の中では美しい旋律を聴くことができる楽章で、
聴いているとフランス音楽の誰かの作品を聴いている感じである。

第三楽章の冒頭の金管楽器を中心とした旋律の部分では、
ローマの三部作の「ローマの祭り」に似た部分を聴くことができる。

この劇的交響曲は彼が作曲家として大成する上で
避けることのできない経過点だったのだろう。
ここでの経験がローマの三部作という傑作を
生み出すことになったのだから。
コメント
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