Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

元住吉から渋谷までボッケリーニの交響曲ハ長調作品37の1を聴きながら歩く

2007-05-04 05:52:51 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は元住吉から渋谷まで歩いた。
2日前に西谷から元住吉まで歩いていたので
その続きとして歩いたらどのくらいかかるのかに興味があった。
綱島街道を歩き、丸子橋を渡り、その後多摩川駅まで行く、
そこから、田園調布の住宅街を歩きながら田園調布の駅まで歩き、
さらにそこから線路沿いに自由が丘駅まで向かう。

さすがに、自由が丘駅周辺は連休中もあって
訪れた人であふれていたが、その商店街を抜け、
自由通りを北上し、柿の木坂付近の住宅街を抜け、
駒沢通りに出て祐天寺の方向に向かった。

五本木を抜けると左に目黒高校、右側には祐天寺がある。
恥ずかしい話だが、祐天寺という駅名は知っていたが、
祐天寺そのものが現在もあることは知らなかった。
これは歩いて始めて実感するものである。

その先の代官山手前の旧山手通りに入り、すぐ右の道に入る。
まっすぐ行くと、JR線に出るので、
あとはJR線沿いの道を歩き渋谷駅前に出た。

ここまでの所要時間は、2時間25分なので、
もし、西谷駅から歩いたとしたら
5時間近くはかかるということになる。

今日聴いたのはボッケリーニの交響曲。
これがなぜか田園調布の住宅街を歩いている時、
優雅な音楽が街並みにあい、いいBGMになった。
緩やかな坂道と緑を大切にした街並みは完全に調和している。

ボッケリーニは1743年生まれの北イタリア出身だが、
30年間近くはスペインで活躍した人物である。
交響曲は28曲残していており、今日聴いたのはそのうちの4つで、
作品35の4~6(G512~G514)と、作品37の1(G515)である。
それぞれは11分から13分くらいの曲で、
聴いた感じは全般的にハイドンやモーツアルトと様式は同じである。
ここでは作品37の1(G515)の交響曲ハ長調について触れる。

第一楽章のアレグロ・コン・モートは、
管楽器のオーボエやフルートと弦楽器のかけあいが美しい。

第ニ楽章のメヌエット・コン・ウン・ポコ・ディ・モートは、
ヴァイオリンのパートの合奏と弦楽器全体を中心とした合奏を
交互に入れながら展開するメリハリのある曲である。

第三楽章のアンダンテのオーボエのソロが歌と旋律は、
切なくて美しく、チェロのソロとの美しい旋律が
かけあいながら音楽が展開する。

第四楽章のアレグロ・ヴィーヴォ・アッサイは、
オーボエとホルンとチェロのソロと
全体との合奏とのかけあいで展開する。

メロディの一部だけ、どっかで聴いたなと思ったら、
ハイドンの有名な交響曲第104番「ロンドン」の、
第一楽章の第一主題の旋律に一部だけ似ている。
作曲年代は、ボッケリーニは1786年で、ハイドンは1792年。
ボッケリーニが旋律の部分を借用したということはない。
じゃあハイドンかということになるが、2小節ほどものだから、
偶然の一致ということなんだろうなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする