昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのはグスタフ・マーラーの作品で、
1901年から1902年にかけ作曲された交響曲第5番嬰ハ短調である。
今回聴いたCDは、サー・ジョン・バルビローリ指揮、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏による。
バルビローリ盤はところどころで彼の息づかいなどが聞こえて面白い。
第一楽章葬送行進曲「規則正しい歩みで、厳格に、葬列のように」は、
トランペットによるファンファーレで始まり、
他の楽器も加わって悲愴的な葬送行進曲が展開される。
しばらくするとヴァイオリンとチェロにより、
音の上昇下降を繰り返す悲哀のある旋律が奏される。
そのあと速度をあげて激しい音楽となり金管楽器が活躍する。
バルビローリ盤も金管楽器がよく響き、聴き応えがある。
最後はトランペットと大太鼓だけが残り、静かに終わる。
第二楽章「嵐のように動いて、非常に激烈に」は、
ソナタ形式による楽章で、低音部で激しく始まる序奏に続き、
ヴァイオリンにより力強く、不安感を示す第一主題が示される。
バルビローリ盤のテンポはどちらかといえばゆっくりである。
そのあとチェロによって歌うようにゆったりと第二主題が奏される。
展開部はそれぞれの主題が変形され扱われ、再現部となる。
この楽章では第一楽章の旋律が各場面で登場し、
第一楽章との深い関連性が示される。
第三楽章スケルツォ「力強く、速すぎずに」は、
ホルンの力強く旋律を奏し、木管楽器がウィーン風で
舞曲風の主題を奏し、優雅な感じで始まる。
バルビローリ盤ではトランペットが少し速く出たりし、
これはと思わせる部分はあるが、ホルン・ソロの吹奏はすばらしい。
舞曲風の音楽は流れるようで、途中二つのトリオをはさみ、
後半にかけてドラマティックな盛り上がりがあり、
再び冒頭のホルンの吹奏が始まりスケルツォとなり、
二つのトリオも繰り返され、ホルン・ソロによる聴かせどころもある。
コーダでは金管楽器中心に盛り上がり終わる。
第四楽章アダージェット「非常にゆっくりと」は、
ハープと弦楽合奏による美しい楽章である。
バルビローリ盤はここでは速めなテンポであり、
どちらかというとあっさりとした表現である。
第五楽章ロンド-フィナーレ:アレグロは、
ホルンと管楽器による最初の部分を過ぎ、
ホルンにより主題が奏されてフーガ風に扱われていくが、
マーラーの対位法的技法をじっくり聴かせようとするからか、
この楽章でのバルビローリ盤のテンポはとてもゆっくりである。
演奏時間は17分を超え、他の盤と比べが長く、特徴的である。
もちろん、それで曲の魅力が失われないところがさすがである。
最後にテンポをあげて盛り上がって終わるところはいい。
途中聴いたのはグスタフ・マーラーの作品で、
1901年から1902年にかけ作曲された交響曲第5番嬰ハ短調である。
今回聴いたCDは、サー・ジョン・バルビローリ指揮、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏による。
バルビローリ盤はところどころで彼の息づかいなどが聞こえて面白い。
第一楽章葬送行進曲「規則正しい歩みで、厳格に、葬列のように」は、
トランペットによるファンファーレで始まり、
他の楽器も加わって悲愴的な葬送行進曲が展開される。
しばらくするとヴァイオリンとチェロにより、
音の上昇下降を繰り返す悲哀のある旋律が奏される。
そのあと速度をあげて激しい音楽となり金管楽器が活躍する。
バルビローリ盤も金管楽器がよく響き、聴き応えがある。
最後はトランペットと大太鼓だけが残り、静かに終わる。
第二楽章「嵐のように動いて、非常に激烈に」は、
ソナタ形式による楽章で、低音部で激しく始まる序奏に続き、
ヴァイオリンにより力強く、不安感を示す第一主題が示される。
バルビローリ盤のテンポはどちらかといえばゆっくりである。
そのあとチェロによって歌うようにゆったりと第二主題が奏される。
展開部はそれぞれの主題が変形され扱われ、再現部となる。
この楽章では第一楽章の旋律が各場面で登場し、
第一楽章との深い関連性が示される。
第三楽章スケルツォ「力強く、速すぎずに」は、
ホルンの力強く旋律を奏し、木管楽器がウィーン風で
舞曲風の主題を奏し、優雅な感じで始まる。
バルビローリ盤ではトランペットが少し速く出たりし、
これはと思わせる部分はあるが、ホルン・ソロの吹奏はすばらしい。
舞曲風の音楽は流れるようで、途中二つのトリオをはさみ、
後半にかけてドラマティックな盛り上がりがあり、
再び冒頭のホルンの吹奏が始まりスケルツォとなり、
二つのトリオも繰り返され、ホルン・ソロによる聴かせどころもある。
コーダでは金管楽器中心に盛り上がり終わる。
第四楽章アダージェット「非常にゆっくりと」は、
ハープと弦楽合奏による美しい楽章である。
バルビローリ盤はここでは速めなテンポであり、
どちらかというとあっさりとした表現である。
第五楽章ロンド-フィナーレ:アレグロは、
ホルンと管楽器による最初の部分を過ぎ、
ホルンにより主題が奏されてフーガ風に扱われていくが、
マーラーの対位法的技法をじっくり聴かせようとするからか、
この楽章でのバルビローリ盤のテンポはとてもゆっくりである。
演奏時間は17分を超え、他の盤と比べが長く、特徴的である。
もちろん、それで曲の魅力が失われないところがさすがである。
最後にテンポをあげて盛り上がって終わるところはいい。