Mars&Jupiter

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ヨハン・バプティスト・ヴァンハルの交響曲ト短調Bryan g2を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-06-23 21:27:52 | 古典~現代音楽オーストリア編
今日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1739年ボヘミア生まれのヴァンハルの作品である。
彼の経歴については以前触れたので省略する。
交響曲ト短調Bryan g2の作曲された年についてはわからない。
今回聴いたCDは、マティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツアルト・プレイヤーズの演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、弦楽器がト短調の旋律を奏し、
やがて管楽器も加わり、やや明るめな感じとなる。
これらはモーツアルトの疾風怒濤の時代の交響曲を想起させる。
二つの主題が展示されたあと短い展開部に入り、
再現部で冒頭の二つの主題が現れ、最後は短調のままで終わる。

第二楽章アダージョは、オーボエが弦のピチカートに乗って
甘美でかわいらしい旋律を奏でて印象深い。
第三楽章メヌエットとトリオ(モデラート)は、
悲しげな旋律のメヌエットが弦楽器中心に奏される。
トリオではオーボエ独奏が活躍し、優雅な音楽となる。
曲は三部形式をとり、冒頭の短調のメヌエットが繰り返され終わる。
第四楽章フィナーレ(アレグロ)は、軽快なテンポで、
哀愁漂う旋律が弦楽器により示され、主題は展開されていく。
再び最初主題が奏されて、最後はあっけない感じで終わる。
それにしてもモーツアルトの同時代の音楽家として、
ヴァンハルは注目すべき作曲家である。
コメント
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