Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジュゼッペ=マリア・ヤッキーニのチェロ・ソナタイ短調作品1の8を聴きながら、またもウォーキングは休み

2009-07-11 10:51:15 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は忙しく、ウォーキングをする時間もありませんでした。
今回とりあげるのは、1663年頃生まれたヤッキーニの作品である。
彼はチェロ奏者および作曲家として活躍した。
ボローニャのサン・ペテロニオでジャコモ・アントニオ・ペルティや
ドメニコ・ガブリエルリに作曲を師事したようである。
そのサン・ペテロニオでチェロ奏者として活動したようだ。
チェロ・ソナタイ短調作品1の8は1692年に作曲されたようである。
その他の作品3のチェロ・ソナタの作曲年代はわからない。
今回聴いたCDはアンナー・ビルスマのチェロ、
ボブ・ファン・アスペレンのオルガンによる演奏である。
チェロ・ソナタハ長調作品3の10は、
豊かなチェロの伸びのある旋律に続き、
オルガンの伴奏にのって技巧的な速い旋律が奏される。
中間楽章はゆったりとした音楽であり、
続く楽章はチェロ演奏が流れるように軽快な旋律を
歌うように奏でて終わる。

チェロ・ソナタイ短調作品1の8は、オルガンの伴奏に乗せ、
少し悲しげな旋律をチェロが歌うように奏していく。
中間楽章の軽快な旋律は技巧的な速い演奏が奏され、
そのあとゆったりとした音楽になって終わる。
最後の楽章は舞踏的な音楽に乗って、
悲しげな旋律が歌うようにチェロが奏されて静かに終わる。
チェロ・ソナタト長調作品3の9は、
明るい感じの旋律をチェロが奏して始まる。
ここでもチェロの技巧的な演奏がみられる。
中間楽章は少し叙情的なゆったりとした曲である。
最後の楽章は舞踏的な音楽で、優雅にそして華やかに終わる。
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ルイ・デゥケ・テルヴロアのナイチンゲールを聴きながら、ウォーキングは休み

2009-07-10 06:44:57 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は飲み会があったため、ウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1690年生まれのテルヴロアの作品である。
彼はアミアンに生まれ、マレ校及び聖コロンブ教会の修道生となり、
オルレアン公のもとに仕えたということぐらいしか分からない。
ナイチンゲール(夜鷲)の詳しい作曲年代はわからない。
今回聴いたCDはローランズ・ブレーのクラヴサン、
ジェヌヴィエーヴ・ヌフラールのフルートによる演奏である。

ナイチンゲールは、チェロとフルートとチェンバロによる作品。
ちょっと長めの序奏で、フルートはゆったりと
そして朗々と歌うような旋律を奏でる。
主部ではフルートがナイチンゲールの鳴き声を模倣し、
軽快で明るい旋律を奏でていく。
それは宮廷的な部分も感じさせる優雅な音楽である。
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ジャン=マリー・ルクレールのトリオ・ソナタを聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2009-07-09 05:19:48 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
最近いつ雨が降るかわからない天気であるが、
幸い雨が降らず、歩きやすくてよかった。
途中聴いたのは、1697年生まれのルクレールの作品である。
彼の略歴については協奏曲・管弦楽編で触れたので省略する。
25曲あるトリオ・ソナタのうちの一つである、
今回聴いたトリオ・ソナタの詳しい作曲年代はわからない。
今回聴いたCDはローランズ・ブレーのクラヴサン、
ジェヌヴィエーヴ・ヌフラールのフルートによる演奏である。

第一楽章アダージョは、クラヴサンの伴奏に乗って、
フルートとチェロが優雅な旋律をゆったりと奏でていく。
フルートとチェロの掛け合いがとても心地よく、
さすがルクレールらしい曲づくりだと感じる。
第二楽章アレグロは、対位法風に主題が、
フルートとチェロによって展開されていく。
この楽器同士の掛け合いはなかなかいい。
第三楽章サラバンドは、少し哀愁漂う叙情的な楽章。
フルートが情感込めて歌う旋律は少しせつない感じである。
第四楽章アレグロ・アッサイは、一転して軽快な明るい曲。
チェロが活躍し、その動きが聴いていて楽しい。
最後も華やかにそして優雅に終わる。
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ウォーキングは休み、そしてロベール・ド・ヴィゼの組曲ニ短調を聴く

2009-07-08 05:53:23 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日一日は忙しく、ウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは、17世紀後半頃生まれのヴィゼの作品である。
1680年頃から宮廷音楽家として活躍した彼は、
ギター、テオルボやガンバなどの奏者として活動した。
1686年頃にはルイ14世の枕もとでギター演奏もしたようだ。
組曲ニ短調の詳しい作曲年代はわからない。
今回聴いたCDはブリームのギターによる演奏である。

曲はプレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、
ガヴォット、メヌエット、ブーレ、ジークと続いていくが、
ギターによるこの組曲は、全体的に少し哀愁を帯びていて、
ゆったりとした曲や、軽快で華やかな曲が交互に続く。
ガヴォットは特に舞曲風で軽快な曲である。
続くメヌエットも優雅な感じでありながら、
中間部はダイナミックな部分もある。
最後のジークは優雅であり、軽快に颯爽と終わる。
それにしてもルイ14世の枕元で、
ギターを弾いたこともあったようだが、
それは自分の曲だったのだろうか。
この組曲の作品も弾いたのだろうか?
この曲を聴くと寝る前に聴くといい気がする。
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ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルのトリオ・ソナタホ短調HWV395を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2009-07-07 05:09:55 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は、三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1685年生まれのヘンデルの作品である。
彼の略歴は協奏曲・管弦楽編で触れたので省略する。
トリオ・ソナタト短調HWV395の詳しい作曲年代はわからない。
この作品は2本のフルートと通奏低音のために書かれている。
今回聴いたCDはウィリアム・ベネットとトレヴァー・ワイのフルート、
ジョージ・マルコムのハープシコードによる演奏である。
第一楽章ラルゴは、哀愁漂う旋律が、
一本のフルートによって最初示され、
それを追ってもう一本のフルートがその旋律に絡む。
次の楽章への前奏のような役割を持つ短い楽章である。

第二楽章アレグロは、二本のフルートによって、
軽快なテンポで絡み合いながら旋律が奏される。
バッハと同じくバロックらしい華やかさを感じさせる。
第三楽章ラルゴは、歌うような旋律が、二本のフルートによって
交互にゆったりと奏される牧歌風の短い楽章である。
第四楽章アレグロは、二本のフルートにより、
哀愁を漂わせた旋律が軽快に奏されていく。

トレヴァー・ワイは、笛のコレクターである。
自宅には世界各地のいろいろな笛が飾られていた記憶がある。
レッスンの様子を見学させてもらったことも印象に残っている。
それにしてもベネットとトレヴァー・ワイ、それぞれまだ健在だが、
1980年代に録音されたこれらの演奏は、
二人の息の合った部分を感じさせるものである。
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