Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヨハン・フリードリヒ・ファッシュのトリオ・ソナタト短調を聴きながら、二俣川から緑園都市駅まで歩く

2009-07-06 05:30:34 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は、二俣川から緑園都市駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1686-年生まれのファッシュの作品である。
彼の略歴は以前協奏曲・管弦楽編で触れたので省略する。
トリオ・ソナタト短調の詳しい作曲年代はわからない。
今回聴いたCDはダニュビウス・アンサンブルによる演奏である。
第一楽章ラルゴは、通奏低音の音に導かれて、
ヴァイオリンが悲しげな旋律を奏していく。
やがてもう一つのヴァイオリンが入り、
2つのヴァイオリンが交互に絡み合いながら、
ゆったりとしたテンポで曲は進行していく。

第二楽章アレグロ・マ・ポコは、
2つのヴァイオリンにより軽快に、
対位法的な部分を見せながら展開していく。
やはりバッハと同時代の作曲家なんだなあと、
思わせるような音楽であり、聴きやすい。
第三楽章ラルゴは、ゆったりとしたテンポで、
2つのヴァイオリンが情緒たっぷりに旋律を奏でていく。
第四楽章アレグロは、ヴァイオリンが弾く旋律は印象的で、
2つのヴァイオリンが対位法風に絡みあいながら曲は進行する。
いきいきとして、宮廷風の華やかであるとともに、
哀愁や情緒があふれ、聴いていて心地いい音楽である。
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ドメニコ・ガブリエルリ (ガブリエリ)の2つのチェロのためのカノンを聴きながら代官山から学芸大学まで

2009-07-05 08:50:22 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は産業能率大学のセミナーを受講しに代官山に行った。
ここのセミナーは毎年とても勉強になる内容で充実している。
そのあとは、代官山から学芸大学駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1651年生まれの(1659年生まれの説もある)
ドメニコ・ガブリエルリ (ガブリエリ)の作品である。
ボローニャで生まれ、チェロ奏者としても知られ、
ボローニャのアッカデミア・フェラルモニカの会長、
サン・ペトロニオ大聖堂のチェロ奏者を務めたようだ。
リチェルカール第5番ハ長調、2つのチェロのためのカノン ニ長調、
リチェルカール第1番ト短調、チェロ・ソナタ ト長調、
リチェルカール第4番変ホ長調を聴いてみた。
その中の2つのチェロのためのカノン ニ長調は、
1689年に作曲されたようだが、他の曲。
今回聴いたCDはアンナー・ビルスマと
リデゥイ・シャイフェスのチェロによる演奏である。

リチェルカール第5番ハ長調は独奏チェロのための曲で、
軽快なテンポで奏される音楽は技巧的でもあり、
さすがチェロ奏者だった彼だけに素晴らしい。
2つのチェロのためのカノン ニ長調は、
同じ旋律を一方が一小節遅れて追いかけていく。
2つのチェロが織りなすカノンの世界は、
チェロという楽器の良さを十分に示した小品である。
リチェルカール第1番ト短調は独奏チェロによる短い曲。
バッハの無伴奏チェロを思わせるような世界である。

チェロ・ソナタト長調の第一楽章は、オルガンの伴奏に乗り、
独奏チェロが朗々とした旋律を奏でていく。
オルガンの平和的な雰囲気と、
チェロの伸び伸びした演奏がいい。
第二楽章はゆったりとした曲で、
チェロが歌うような旋律を奏でる。
第三楽章はいきいきとした軽快な音楽。
歩いていくテンポで颯爽とした中で終わる。
リチェルカール第4番変ホ長調は、独奏チェロのための曲で、
その楽器の技法と魅力を十分に発揮した曲で、
これもまたチェロという楽器を知り尽くした
ドメニコ・ガブリエルリらしい作品である。
ビルスマのチェロ独奏が素晴らしいのは言うまでもない。
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アントニオ・ヴィヴァルディのトリオ・ソナタ変ロ長調作品5の5RV76を聴きながら西谷から和田町まで

2009-07-04 06:02:09 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は西谷駅から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは、1678年生まれのヴィヴァルディの作品である。
ヴィヴァルディはあまりにも有名な作曲家なので略歴は省略する。
トリオ・ソナタ変ロ長調作品5の5RV76の作曲年代はよくわからない。
しかし、CDの解説によるとその一部は、
1716年アムステルダムで出版されたようだ。
今回聴いたCDはダニュビウス・アンサンブルである。

第一楽章プレルーディオ(アンダンテ)は、
2つのヴァイオリンの歌うように甘美な旋律が、
ゆったりと交互に掛け合いながら奏され、印象的である。
愛らしい感じの、ルネサンス的な部分もやや残った曲だ。
第二楽章アルマンド(アレグロ)の、
2つのヴァイオリンの掛け合いで奏される軽快な旋律は、
いかにもヴィヴァルディらしい活気さを持っている。
対位法的な部分もみられ、聴いていて楽しい曲である。
第三楽章コレンテ(アレグロ)は、華やかで軽快な曲。
流れるような旋律が2つのヴァイオリンによって奏され、
通奏低音の動きにも注意すると面白いし、
主題の展開の仕方にも工夫がみられる楽しい曲だ。
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ルイ・クープランのプレリュードヘ長調などを聴きながら横浜から上星川まで歩く

2009-07-03 03:55:10 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は横浜から上星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1626年生まれのルイ・クープランの作品である。
ルイ・クープランはフランス王室でクラヴサン奏者として活躍し、
フランソワ・クープランの伯父にあたる人物である。
プレリュードヘ長調など数曲の作曲年代はよくわからない。
今回聴いたCDはユゲット・グレミー=ショーリャックのクラヴサンである。

プレリュードヘ長調はゆったりと始まる優雅な曲である。
次に演奏される曲の前奏という感じを十分に思わせる。
シャコンヌニ短調は、軽快で優雅な舞曲風の作品である。
サラバンドヘ短調は、ゆったりとした優雅な曲で、
即興的な感じの音楽で、時々聴こえる装飾音は甘美である。
ブランクロシェ氏の墓は、おごそかな感じの曲だ。
ブランクロシェとは、1652年頃に亡くなったリュート奏者で、
その人物の死を悼んで作曲されたようである。
グラン・パバーヌは、少し哀愁を漂わせつつも、
しかし威厳のある宮廷的な曲である。
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ゲオルグ・フィリップ・テレマンのトリオ・ソナタニ短調を聴きながら

2009-07-02 06:30:28 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
やること、差し迫ったことが多くて忙しい毎日である。
今回取り上げるのは、1681年生まれのテレマンの作品である。
テレマンについては以前に触れたので、略歴は省略する。
トリオ・ソナタニ短調の作曲年代は、
CDの解説書に書かれていないのでわからない。
今回聴いたCDはダニュビウス・アンサンブルによる。

第一楽章ヴィヴァーチェは、
弦と通奏低音により少し悲しげな旋律で始まる。
しかし、イタリア風の明るさと軽快さがあり、
2つの弦の活躍が目立つ感じである。
第二楽章ラルゴ・マ・ノン・トロッポは
2つの弦が交互に掛け合いながら、
歌うようにゆったりとした旋律を奏でてゆく。
最後はゆっくりとなり、終楽章につなげていく。
第三楽章プレストは、2つの弦が交互に掛け合いながら、
対位法風に軽快な旋律を奏でてゆく。
その軽快で華やかな音楽は聴いていて心地よい。
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