温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

伊東温泉 鈴伝荘 その1(客室・朝食)

2021年07月25日 | 静岡県
(2021年4月訪問)


今年(2021年)4月某日、仕事に疲れた私は何も考えず温泉に入りたくなり、以前湯めぐりを趣味とする方から薦めていただいた伊東温泉のとあるお宿へ向かうことにしました。まずは伊豆急行の南伊東駅で下車します。東急東横線のお下がりであるこの電車も、まもなく房総半島を走っていたJR209系電車に置き換わるそうです。この昭和の武骨なステンレス車両が伊豆半島から消える日も時間の問題なんですね。


駅から線路沿いに歩いていると、やがて看板を発見。この看板が立っている角を曲がると・・・


今回の宿泊先である「鈴伝荘」に到着しました。
瓦葺の建物は古風だけどなかなか立派。一見すると民家のようでもあります。


路地を挟んだ向かいの駐車場には小さなポンプ小屋があり、中でこのポンプが動いていました。
源泉なのかしら?


玄関前では「傳太郎の湯」と名付けられた温泉のお湯が流れています。駐車場のポンプで汲んだお湯なのかな。
宿名は「鈴伝荘」ですけど、その中の「伝」は傳太郎さんの伝なのかな。


「傳太郎の湯」モニュメントの反対側では、信楽焼のたぬきがお出迎え。体の正面にぶら下がっているはずの大きな〇玉はつつじで隠されていました。倫理的な事情なのか、あるいは偶々なのか(玉々にあらず)。


玄関でご主人にあいさつし、お部屋へと通されます。今回あてがわれたお部屋は2階の一室。こちらのお宿の客室はみな和室のようです。
説明が遅くなりましたが、湯めぐりの先達はなぜこの宿を薦めてくださったのか、そしてなぜ私が選んだのか・・・。それはコストパフォーマンスが頗る良いからです。宿泊プランは素泊まりか朝食付きかの二択で、朝食付きの場合は1人約6,500円で、時季や人数などによる増減は無く通年定額です。しかも宿にはお風呂が大小合わせて4つあるのですが、そのすべてで自家源泉がかけ流されており、いずれも貸切で利用するのです。お風呂に関しては次回記事で述べてまいります。


和室のお部屋は8畳だったかと思います。安いからといって備品に手抜かりなく、ちゃんとテレビなどは用意され、Wifiも使えます(私の部屋は若干弱かったかも)。


窓の外にはお庭が広がり、藤棚ではちょうどの藤の花が咲いていました。


トイレや洗面所など水回りは共用です。この共用部に置かれたウォーターサーバーの水やお湯、お茶、コーヒーは無料サービスで、冷蔵庫も自由に使えます。小型冷蔵ケースに入っている缶ビールは、セルフで代金を納めて各自で取り出します。


朝食は1階の大広間でいただきます。お安い宿ですが朝食は見た目も中身もしっかり作られており、伊豆名物のアジの干物も、籠の中に収められた小鉢の各料理も大変美味。これであのお値段だとは信じられません。

さて、次回記事では館内に4つあるにお風呂について見ていきましょう。

次回へ続く



コメント
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