peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オカメザサ(阿亀笹)

2005年12月04日 | Weblog

12月2日、北上市の詩歌の森公園で「オカメザサ(阿亀笹)」を見つけました。




オカメザサ(阿亀笹)イネ科 オカメザサ属(またはShibataea(シバタエア属)
Shibataea kumasaca 別名:ブンゴザサ(豊後笹)、ゴマイザサ(五枚笹)、メゴザサ
「ササ(笹)」という名前がついているが、日本特産の特殊な竹で、高さは1~2mになるが、わが国では最も小型の耐寒性常緑タケ(竹)類。関東地方から西では、庭や公園に普通に栽培されており、ときに野生状態で大きな群落をつくっているところもあるという。英語名はRuscus-leaved bamboo

 節から5本ずつ短い枝(2節ぐらいの短い枝)を出して、その先に7~12cmほどの細長い楕円形の葉をつけるので輪生しているように見える。タケノコ(筍)も新葉も6月に出る。びっしり密生して生えるので、斜面の緑化やグランドカバーとして利用されている。

 和名の「オカメザサ(阿亀笹)は、東京・浅草の酉の市でこの竹竿におかめ(おたふく)の面を下げることからついたとのこと。

羊歯・シシガシラ(獅子頭)の胞子葉

2005年12月04日 | Weblog

11月15日、国道343号線の猿沢トンネル付近(東山町長坂南磐井里)で胞子が熟して褐色になっていた羊歯・シシガシラ(獅子頭)を見つけました。


シシガシラ(獅子頭)シシガシラ科 シシガシラ属

山地の林の中に多い常緑性のシダ。道ばたや原野などでもよく見られる。栄養葉は緑色で長さ約40cm。胞子葉は淡黄緑色で、栄養葉より少し高くのび、羽片は栄養葉より細い。胞子が熟すと褐色になる。