12月7日に「モミジバヒメオドリコソウ」を掲載しましたので、その比較のために春に咲いた「ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)」の画像を掲載します。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)シソ科 オドリコソウ属 Lamium purpureum
ヨーロッパ原産で世界中に広く帰化している越年生草本。日本では明治の中期(1893年)に東京で発見されたというが、現在では全国にごく普通に見られる。
繁殖力が強く、畑や道ばた、空き地などでよく目につく。茎は下部で分岐して立ち上がり高さ10~30cmになる。4稜があって下向きに短毛が布く。
葉は対生し、長さ1.5~3cmの丸みのある卵形で、縁に鈍い鋸歯があり、縮緬(ちりめん)状。茎の上部の葉は密集してつき、赤紫色を帯びる。
4~5月頃、茎の上部の葉腋に長さ約1cmの唇形で、紅紫色(まれに白色)の花を数個ずつ付ける。