peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

春に咲いたヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

2005年12月09日 | Weblog

12月7日に「モミジバヒメオドリコソウ」を掲載しましたので、その比較のために春に咲いた「ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)」の画像を掲載します。


ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)シソ科 オドリコソウ属 Lamium purpureum
ヨーロッパ原産で世界中に広く帰化している越年生草本。日本では明治の中期(1893年)に東京で発見されたというが、現在では全国にごく普通に見られる。

 繁殖力が強く、畑や道ばた、空き地などでよく目につく。茎は下部で分岐して立ち上がり高さ10~30cmになる。4稜があって下向きに短毛が布く。

 葉は対生し、長さ1.5~3cmの丸みのある卵形で、縁に鈍い鋸歯があり、縮緬(ちりめん)状。茎の上部の葉は密集してつき、赤紫色を帯びる。

 4~5月頃、茎の上部の葉腋に長さ約1cmの唇形で、紅紫色(まれに白色)の花を数個ずつ付ける。 

スイカズラ(吸葛)の黒い液果

2005年12月09日 | Weblog

11月25日、戸塚森森林公園(石鳥谷町)に行ったとき、ドウダンツツジの木にからまった「スイカズラ(吸葛)」が黒く熟した液果を沢山つけているのを見つけました。



スイカズラ(吸葛)スイカズラ科 スイカズラ属 Lonicera japonica
山野に普通に見られるつる性低木。花の奥に蜜が貯まっていて、吸うと甘いので、「スイカズラ(吸葛)」の名がついたといわれる。また、冬も葉の一部が落ちないで残っているので「ニンドウ(忍冬)」の名もある。また、花の咲き始めは白い(銀)が、やがて黄色(金)に変わるので、「キンギンカ(金銀花)」とも呼ばれることがある。

 蔓をどんどん伸ばしてよく茂り、香りの良い花を咲かせるので、栽培されているものも多い。葉は対生し、長さ3~7cmの楕円形。

 5~6月、長さ3~4cmの唇形の花が2個ずつ並んで咲く。果実は直径5~6mmの液果で、秋に黒く熟し、2個ずつ並んでつく。 分布:日本全土