岩手県立花きセンターの「研修温室」にある「キミノバンジロウ」と書かれた植物が果実をつけていました。名札には、「キミノバンジロウ Psidium Cattleianum var.Lucidum フトモモ科」と記されていました。
キミノバンジロウ(黄実のバンジロウ)フトモモ科 プシジウム(バンジロウ)属
Psidium cattleianum var.Lucidum
キミノバンジロウの英名は「イエローストロベリーグァバ(yellow strawberry guava)」と言い、「テリハバンジロウ/ストロベリーグァバ(Psidium Litorale var.langipes)」の変種とみなされている。別名:キミノバンザクロ(黄実の蕃石榴)
「テリハバンジロウ(ストロベリーグァバ)」は、ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の低木または6~7mになる高木で、幹は平滑で灰褐色。葉の長さ5~10cmぐらい、革質で厚く光沢がある。花は白色で直径2~3cm、果実は直径3~4cmの淡緑色の球形で熟すと黄色になり、イチゴに似た風味がある。果肉は黄白色で「ストロベリーグァバ」とも呼ばれている。果実は生食するほかジュースやジャムに利用される。
しかし、イエローストロベリーグァバの方が果実が大きく(16~30g程度)、風味も勝ると言われている。
http://www.sebg.co.jp/curator/archives/2005/09/post_127.html
しかし、「ストロベリーグァバよりも多汁で薄味、糖度が低い(9度前後)ためか酸味が強く、果肉の繊維が多かった」等の理由で、「ストロベリーグァバの方が美味しかった。」という意見もある。
http://www.geocities.co.jp/nettaikajyu/yellowatrawguava.html
なお、キミノバンジロウの花や果実の画像は、下記のWebページに掲載されています。
http://3.pro.tok2.com/~kasya/hanaka/kiminobanjirou01.html
http://www.skogs-mulle.org/Park-Guide/020817/020817-2-S.htm