peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの花々 その37:ケストルム(赤)

2005年12月24日 | Weblog

岩手県立花きセンター「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に植えてある「ケストルム」の木に赤い花が咲いていました。

 名札には、「ケストルム(赤)Cestrum ナス科 ケストルム属 花は紅~赤系 園芸品種のニューエリなど 分布:熱帯アメリカ」と書かれていました。(ただし、掲載した画像は、「ケストルム・エレガンス」かもしれません。)
ケストルム(赤)ナス科 ケストルム属 Cestrum newellii

 「ケストルム・ニューエリー」の画像は、下記のWebサイトで見ることができます。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Cestrum-newellii.html

岩手県立花きセンターの花々 その36:ケストルム(紫)

2005年12月24日 | Weblog


岩手県立花きセンター「花の館」温室に植えてある「ケストルム」の木が紫色の筒状の花をつけていました。

 名札には、「ケストルム(紫) Cestrum 花は帯紫の紅色系 ベニチョウジ(紅丁子)など 分布:熱帯アメリカ」と書かれていました。

 「ベニチョウジ(紅丁子)」という和名のケストルムは、「ケストルム・エレガンス」と思われます。




ケストルム(紫)ナス科 ケストルム属 Cestrum elegans(C.purpureum)
メキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、高さ1~2mになり、枝先に壺形の赤花をつける。和名は「ベニチョウジ(紅丁子)」、英名は「red cestrum/Purple jasmine」。別名は「ベニバナヤコウカ(紅花夜香花)」。

 ヤコウカ(夜香花)の仲間で紫紅色の花が咲くので、「ベニバナヤコウカ(紅花夜香花)」の名でも流通するが、特に強い香りはない。やや垂れ下がり気味の伸びた枝の先に長さ3~5cmの筒状の花が総状に咲く。花後に球状の赤い果実をつけるという。

 葉は披針形で、長さ10~15cm。寒さにはかなり強く、日陰でもよく育ち、強い霜がなければ露地で越冬する。花後に刈り込むとよい。繁殖は挿し木。

なお、下記のWebサイトには、「ケストルム・エレガンス」の素晴らしい画像が掲載されています。
 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/cestrum-elegans.html

岩手県立花きセンターの花々 その35:ケストルム・オウランティクム(キチョウジ/夜香木)

2005年12月24日 | Weblog


岩手県立花きセンター「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に植えられている「ケストルム(Cestrum)」。名札には、「ケストルム Cestrum ナス科
ケストルム属 花は黄色系 夜香木 キチョウジなど」と書かれていました。

 また、隣りの木の名札には、「ケストルム Cestrum ナス科ケストルム属 花は白色系の総称 枝は半つる性 分布:熱帯アメリカ」と書かれていましたが、違いがわかりませんでした。(どちらの花も淡白の花をつけていました。)




ケストルム・オウランティクム(キチョウジ(黄丁子)/ヤコウボク夜香木)
ナス科 キチョウジ(セストルム)属 Cestrum auranticum
グァテマラ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、高さは2~3mになり、よく枝分かれし、よく茂る。

 花は黄白緑色で、細長い筒状。頂部の葉腋からよく分枝して、円錐花序になって多数咲く。夜に開花する花の香りが強いので、「ヤコウカ(夜香花)」の和名がついている。中国名は「夜香樹」、英名は「night jessamine」。一般には「ヤコウボク(夜香木)」で流通している。

 ナス科(Solanaceae)キチヨウジ属(ケストルム属・Cestrum)は、熱帯アメリカに約150種あるといわれおり、常緑または落葉の低木で、高さ2~3m。花は腋生で総状花。紅、黄、ピンク、淡黄などのバリエーションがある。葉は立生、卵形、披針形、葉縁が波打つものもある。