岩手県立花きセンターの「研修温室」には、「シンゴニウム・ポドフィルム」の観葉植物が植えてありました。「ホワイト・バタフライ」と呼ばれる品種です。「シンゴニウム・ポドフィルム」には、「ピクシー(Pixie)」とか「ロブスター」と呼ばれている品種もあるようです。また、メキシコ~中米原産の「シンゴニウム・マクロフィルム(macrophyllum)」などもある。
シンゴニウム・ポドフィルム”ホワイト・バタフライ”サトイモ科 シンゴニウム属
Syngonium Podophyllum"White Butterfly"
中央アメリカ~南アメリカ(メキシコ、パナマ)原産の非耐寒性半つる性植物。自生種は約20種あるといわれ、園芸品種も数多く見られる。ポトスと同じような感じの広めの矢じり型の葉をもち、緑色の葉は葉脈に沿って乳白色から淡黄色の斑が入る。直射日光が当ると葉焼けを起こすし、寒さには弱いので冬越しの温度は8度以上は必要とのこと。
緑美しい葉を楽しめる、つる性の観葉植物として流通するのは幼葉の頃で、成熟した葉は、鳥足状に5~7つの裂片に切れ込み、全く異なった姿になる。但し、鉢植えで成葉が出ることはほとんどないとのこと。
鉢植えでは、「S.podophyllum(ポドフィルム)」や「S.wendlandii(ウエンドランディ)=葉の真ん中に白い筋」が良く流通している。耐寒性はなく、冬は8度以上保てる場所での管理が必要とのこと。耐陰性はあるが、光を好む植物なので日当たりの良い場所で育てること。室内で育てる場合は、定期的な日光浴が必要。