岩手県立花きセンター「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に「ヘリコニア・プシタコルム」が植えてありました。
名札には、「ヘリコニア・プシッタコルム Heliconia psittacorum Linn.fil. 小型種 花序は直立し苞は赤色で花は黄緑色 分布:西インド諸島~南アメリカ」と書かれていました。
ヘリコニア・プシタコルムバショウ科 オウムバナ(ヘリコニア)属
Heliconia psittacorum
プシタコルムは、熱帯アメリカ・南太平洋諸島(アメリカ熱帯雨林気候区)原生する高さ1~2mぐらいになる小形種。
葉は線状披針形で長い葉柄があり緑色、長さ30~45cm、幅7.5cmぐらい。花梗は長くて細い。本種はその変種と思われる。花色に各色がある。沖縄での生産が多いという。
ヘリコニア(Heliconia)属は、熱帯アメリカを主に、南太平洋諸島にもあり、約150種が自生する熱帯植物で、バナナのような葉と赤や橙色の色鮮やかな苞が魅力。苞は茎先に数個~20個つくが、下垂するタイプのものは「ハンギングヘリコニア」という。
葉は大形の楕円形でかたく、葉柄が長いもの、ほとんどないものとがある。草丈は小形種で50~60cm、中形種で1~2m、大形種は7mに達するものもある。
ヘリコニアは小形種が鉢花として出回るが、切り花としても利用される。