peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

クリーピングタイム(セルピルムソウ)

2005年12月11日 | Weblog

11月28日、冬枯れの唐梅館総合公園(一関市東山町長坂)を散策していたら、ハーブ園に淡紅紫色の花をつけた植物を見つけた。近くにあった名札には「クリーピングタイム(セルピルムソウ)」と書いてあったので、たぶん「タイム」の仲間だと思います。
 「タイム」は大きく分けると、「立木性のもの」と「匍匐(ほふく)性のもの」に分けられるということですが、「クリーピングタイム」というのは「匍匐性のもの」を指すようですから、詳しいことはわかりません。

 一般的に「タイム」と言うと、「コモンタイム」を指すそうですが、その外にも30種類ほどの品種があるそうです。




タイム(タチジャコウソウ)シソ科 イブキジャコウソウ属 Thymus spp.
 地中海沿岸原産の常緑低木でヨーロッパに分布し、自生地では完全に枝が匍匐(ほふく)するという。別名は「タチジャコウソウ(立ち麝香草)」。

 葉は小さくて先が尖り、無数につく。葉茎は煮込み料理などに入れるブーケガルニに欠かせず、脂っぽい食品の消化を助けるという。花は白~淡桃色で夏に咲く。

 すがすがしい香りを持つタイムは、ギリシャ語の「Thyo(良い香り)」「thyein(香らせる)」、「thymos(勇気)」などに由来すると言われており、花言葉も「勇気、行動」。