岩手県立花きセンターの「研修温室」の「オンシジウム Oncidium cvs.」が黄色い花を咲かせていました。
オンシジウムは、その葉の形状から「薄葉系」・「厚葉系」・「剣葉系」・「棒状葉系」の4つのグループンに分かれるそうですが、画像の品種は最もポピュラーな「薄葉系」の品種で「アロハ・イワナガ」という名前のものだと思います。園芸品種もこのグループのものが多いそうです。
オンシジウムラン科 オンシジウム属 Oncidium
「オンシジウム(Oncidium)」は、ラン科の一属で、この仲間は300~500種もあるといわれており、主に熱帯~亜熱帯アメリカ原産。バルブ(偽鱗茎)の基部から出る花茎は細くて長く、栽培されているものの多くは数十~100cmになる。
花は総状か円錐状につき、小形~中形で、直径1.5~5cmほど。1花茎に数~数十、多ければ数百の花が咲くという。軽やかでリズミカルな雰囲気から「ダンス・レディ」とも呼ばれる。
花色は黄色や褐色が中心だが、単色、複色、斑入りなどもあり、花の形も様々である。最近はピンクや白、オレンジの花もあるという。乾燥には強いが過湿に弱いので、鉢植えの場合は排水と通風に配慮すること。
花期は11~4月、その他の時期にも不定期に開花する。切花で花束やパーティの卓上の盛り花などに添えられているほか、小形の鉢花に用いられる。
なお、下記のWebサイトには、「剣葉系ピンク」などの画像が掲載されています。
http://yasashi.info/o_00002.htm