peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

椿「祝の盃(いわいのさかずき)」

2009年01月22日 | Weblog
世界の椿館・碁石のツバキ(椿」)「祝の盃(いわいのさかずき)」
 2008年12月25日



2008年12月25日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字
大浜280番地1)の大温室内に展示されていた鉢植えの椿「祝の盃(いわいのさかずき)」が花を咲かせていましたが、図鑑に掲載されているもの
よりも白斑が少ないようです。


椿「祝の盃(いわいのさかずき)」ツバキ科 ツバキ(カメリア)属
Camellia japonica 'Iwai-no-sakazuki' 新潟
[花]鮮紅色に白斑が入る一重、盃状咲き、肉厚、ユキツバキ状芯、小輪、
有香。[花期]2~4月。[葉]広楕円、中形、やや波曲、肉厚。[樹]横張り
性。[来歴]北蒲原郡笹神村の民家の栽培種。1966年に大岡徳治の命名・
発表。
[誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・
編)より]
下記のWebサイトに祝の盃の標準的な花の画像が掲載され
ています。
http://homepage1.nifty.com/tokuya/ver2/page/tubaki/kaoritubaki/iwainosakazuki.htm
[椿華園 トップ>椿>香り椿 祝の盃]

ユズリハ(譲葉) 2009年1月13日

2009年01月22日 | Weblog
一関市「浦しま公園」のユズリハ(譲葉)
 2009年1月13日








2009年1月13日(火)、久しぶりに一関市大手町にある浦しま公園
に行きました。
公園内の茶屋「にしき庵」のそばに植えられているユズリハ(譲葉)
が、青黒い果実を沢山つけていました。







ユズリハ(譲葉)トウダイグサ科 ユズリハ属
Daphniphyllum macropodum
山地に生える常緑高木で、まばらに分枝して高さ4~10mになる。葉
は枝先に輪生状に集まって互生し、長さ15~20㎝の狭長楕円形で、先
端は急に尖り、縁は全縁。革質で表面は深緑色で光沢があり、裏面は
白っぽい。葉柄はふつう赤いが、緑色のものもある。

花期は5~6月。前年枝の葉腋から長さ4~8㎝の総状花序を出し、花弁
も萼片もない小さな花をつける。花は垂れ下がって咲く。雌雄別株。
雄花には雄しべが7~8個あり、赤い葯が目立つ。雌しべはない。雌花
には退化した雄しべが7~8個あり、緑色であまり目立たない。子房は
卵形で、花柱は2深裂して反り返る。
果実は核果で長さ8~9㎝ほどの楕円状球形で、秋(10~11月頃)に藍
黒色に熟す。

若葉が伸びてから、あとを譲るように古い葉が落ちるので、ユズリハ
(譲葉)の名がある。親が成長した子にあとを譲るのにたとえて、めで
たい木とされ、庭木や公園樹としてよく植えられており、葉は古くから
正月の飾りに使われる。樹皮と葉は駆虫剤にされる。

分布:本州(福島県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、中国(中
部~西南部)

北海道と本州の日本海側の山地に生える変種のエゾユズリハ(蝦夷譲葉)
var.humile
は高さ1~3mほどの常緑低木で「ヒナユズリハ」
とも呼ばれる。
多雪地の林の下に多く、枝はしなやかで、幹の下部は横に這う。葉は
長さ10~15㎝の倒卵状楕円形で、ユズリハよりやや小さくて薄く、側
脈も8~10対と少ない。花期は5~6月。