peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」のプリムラ・マラコイデス

2010年01月10日 | 植物図鑑

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2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)に行ってきました。この椿館には、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリアなどからの洋種140余種をはじめ、和種、原種・ヤブツバキ合わせて260種のツバキが植栽展示されているほか、四季を通して楽しめるように各種花卉(かき)が展示販売されています。この日も「サクラ草」など様々な草花が展示販売されていました。

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プリムラ・マラコイデス サクラソウ科 サクラソウ(プリムラ)属 Primula malacoides

サクラソウ(プリムラ)属 Primula:は、世界各地に500種以上、日本にも20数種が分布する草丈の低い多年草。

プリムラ・マラコイデス P.malacoides:は、中国雲南省、四川省原産の多年草で、草丈20~50cmになる。和名はケショウザクラ(化粧桜)、オトメザクラ(乙女桜)。分枝性が強く、葉は長い葉柄を有し、基部は心臓形となる。葉縁には鋭い歯牙をもつ。葉色は淡緑から緑、葉表は細毛で覆われる。花は2~6段の散形花序をなし、花色は桃、淡紫、白、覆輪などがある。1884年に中国雲南省からフランスに紹介され、1905年にはイギリスにも導入され、以降品種改良が進み、1920~1930年代には今日の品種の基礎となる多くの品種が育成された。日本には明治末期に導入され、1970年代には多くの日本的品種が発表され、早春の鉢物として人気が高い。小富士チェリー、桃乙女などがある。栽培:種子繁殖するが、好光種子のために覆土はしない。花期:早咲き種は12月から開花するが、主に2月。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


「世界の椿館・碁石」の原種椿・グリジシー(十里香)

2010年01月10日 | 植物図鑑

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2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)に行ってきました。出入り口に近い「原種椿」コーナーに植えられているグリジシー(十里香)が、白くて小さな花を沢山咲かせていました。

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 原種椿・グリジシー(十里香) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia grijsii

 花形:切り込みのある長弁、一重、小~極小輪。花色:白。分布:中国東南部。

[以上、コーベ・カメリア・ソサエテイ発行「現在日本で咲く洋種椿品種(2007第3版)」より]


「世界の椿館・碁石」のヤブツバキ(藪椿)

2010年01月10日 | 植物図鑑

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2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。”「世界の椿館・碁石」は、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリアなどからの洋種140余種を始め、和種・原種・ヤブツバキ合わせて260種のツバキを植栽展示するほか、四季を通して楽しめる花卉(かき)を販売するなど訪れた方々に和んでいただける施設です。”(入館の際いただいたパンフレットより。)

http://www.city.ofunato.iwate.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC020000&WIT_oid=icityv2::Contents::1165 [世界の椿館:大船渡市]

http://www13.ocn.ne.jp/~goishi/gennsyutubaki.htm [原種椿]

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出入り口を入り、エントランスホールを抜けると「交流広場」というのがあり、そのすぐ前に「郷土の椿」や「原種椿」のコーナーがあり、ヤブツバキ(藪椿)が植えてありました。

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ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia japonicaL.

花形:一重、筒~ラッパ咲き、中輪。花期:10~5月。樹形:常緑高木(7~9m)。分布:日本(本州、四国、九州、沖縄)、韓国(南~南西部の沿岸)。別名:ヤマツバキ(山椿)。花色は紅、まれに白。古く万葉時代から和歌に詠まれ、日本の海岸、山地に最も普通に見られる野生のツバキ。日本以外では韓国にわずかにあるが、ほとんど日本の固有種。ツバキ属のなかで、最北に分布し、北限は青森県夏泊半島の平内町東田沢の椿山。南限は沖縄の西表島。寒さに強く、丈夫で育てやすい長寿の木である。花の変異に富み、多くの園芸品種を作り出してきた。また、他の原種とも交雑しやすく、育種上では欠かせない原種。古くから日本人の生活に密着した有用樹種で、椿油、椿材、薪炭、椿灰など利用価値が高い。武家時代には竹槍用の竹の節を滑らかに育てるため、ツバキを遮光用の垣根にしたことからヤブツバキの名が現れたという。[学習研究社発行「色分け花図鑑 椿(桐野秋豊 写真・著)」より1]