peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」の椿”花車(はなぐるま)”

2010年01月21日 | 植物図鑑

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2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)の大温室内の「江戸椿十景」コーナーに植えられた”花車(はなぐるま)”という椿が、極淡桃地に紅の縦絞りが入る八重咲きの大輪の花を沢山咲かせていました。また、同じ木の別の枝には紅花がついていました。

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 (下)同じ木の別の枝についていた紅花

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 椿”花車(はなぐるま)” ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia japonica cv.Hanaguruma

 産地:江戸。花の特徴:白または極淡桃地に紅の縦絞りが入る八重、二段咲き、中~大輪。花期:12~4月。葉形:楕円、中形。樹形:立性、強い。来歴:1739年の「本草花蒔絵」に載る。枝変わり紅花を源氏車という。

椿”源氏車(げんじぐるま)” cv.Genjiguruma。 産地:江戸。花の特徴:紅花の二段咲き、中輪。花期:11~3月。葉形:楕円、中形、肉厚。樹形:立性、強い。来歴:1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。別名は二重鶴(ふたえづる)。

 [以上、誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「日本ツバキ・サザンカ名鑑」より]

 椿”源氏車(げんじぐるま)”のWebサイト

 http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/tubaki/data/genjiguruma.htm [源氏車]

   http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BQ30/treelist/Filename379.htm [Camellia_japonica_Genjiguruma ツバキ ゲンジグルマ 源氏車]

   http://naritosi.hp.infoseek.co.jp/tubaki/1645.html [PocoPoco Flower Camellia :Genjiguruma]


「世界の椿館・碁石」のハボタン(葉牡丹)

2010年01月21日 | 植物図鑑

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2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)の出入り口前に、鉢植えにされたミニ・ハボタン(葉牡丹)が展示されていました。ミニでない普通の大きさのものもありました。

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アブラナ科 アブラナ(ブラシカ)属 Brassica :ヨーロッパ西、南部の海岸地帯に野生し、ケール、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、コールラビなど様々な野菜類が含まれる。

ハボタン(葉牡丹)Brassica oleracea var.acephala:葉が重なりあう姿からボタン(牡丹)の花を連想してこの名がある。原種は葉が結球しない系統のキャベツ(ケールB.oleracea)で、これが江戸時代後期にヨーロッパから入り、観賞用に品種改良されたもので、当時はオランダナと呼ばれた耐寒性の2年草。7月頃に種子播きして苗を育てる。晩秋の低温にあうと花芽ができ、同時に葉が紫紅色に色づく。葉が白くなるものもある。「江戸ボタン」といわれる葉が丸く寒さに強い東京丸葉系、葉が縮れた名古屋ちりめん系、その中間の大阪丸葉系、切れ葉になるさんご系などの特徴ある系統と品種が育成されて、”白くじゃく”cv.Shirokujaku、”紅くじゃく”cv.Benikujaku、”白かんざし”cv.Shirokanzashi(以上、さんご系)、や”白かもめ”cv.Shirokamome(名古屋ちりめん系)”桃園”cv.Touen(大阪丸葉系)などがある。花は淡い黄色。栽培:日当たりのよい所でよく育ち、寒さにより色の発現が増す。近年、ポット栽培も行われる。花期:春。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]