peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのニューギニア・インパチェンス

2010年01月26日 | 植物図鑑

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2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無)の「花の館温室」の「南緯40度温室」を入るとすぐの所に植えられたニューギニア・インパチェンスが濃いピンク色の花を沢山咲かせていました。

本館のそばにある研修温室のニューギニア・インパチェンス

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ツリフネソウ科 インパチェンス(ツリフネソウ)属 Impatiens:は、南アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドを除くアジアとアフリカの熱帯を中心に、世界各地に850種ほどが分布するが、分類上の見解の相違がある。属名は「忍耐できない」の意で、熟した蒴果に触れると、種子を弾き飛ばす性質による。英名はBalsam,Touh-me-not。

ニューギニア・インパチェンス Impatiens ×hawkeri(=New Guinia Hybrids):1969年に、アメリカ農務省とナーセリーの合同探検隊が、パプア・ニューギニアで収集したインパチェンス・ホウケリ I.hawkeriをはじめとする多くの原種から育成された園芸品種の総称。特にアイオワ大学で育成された品種群に、この名がつけられた。草丈が高く、生育旺盛で、葉が大きく細長で、中肋に赤や淡黄色の斑入り品種も多い。花色は赤、赤紫、橙、桃色など豊富で、直径5~7cmを超える巨大輪もある。現在も国内外の種苗会社で育種が盛んに行われ、その結果、初期の品種に比べて耐寒性も増し、夏の暑さにも強く、鉢物、花壇両方に利用できる。また、鉢花は周年を通して人気がある。

園芸品種に、花が橙赤色の’チッカソー’cv.Chickasaw、赤紫色の’ポラリス’cv.Polaris、淡桃色で濃赤目の’リゲル’cv.Rigel、橙色の’サテライト’cv.satelite、濃紅桃紫色の’シリウス’cv.Sirius、ソフトピンクで白目の’サザンクロス’cv.southern Cross(以上は全て葉に黄色斑が入る)、’ハンク’cv.Hanko、サターニア’cv.Saturnia、’イシス’cv.Isis、’カルーセル’cv.Carousel、’ライラ’cv.Leilaなどがある。

栽培管理:生育適温は18~20℃で、低温期の移植を嫌う。根の発育がよいので、鉢が小さいとすぐ根詰まりを起こす。梅雨期は高温多湿で腐ることがあるので、プランター植えのものは注意を要する。鉢植えでは、有機質を多量に配合した通気性のよい用土に植え、切れ目なく追肥を与えるとよい。10℃以上あれば冬も花が楽しめる。ハダニの防除を心がける。水分の要求はきわめて高い。挿し木で殖やすが、多くの品種は農林水産省に品種登録されており、種苗法によって拘束され、生産のための繁殖は無断で葉できない。花期:周年。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&「同・園芸植物」より]


「世界の椿館・碁石」の匂い椿”風鈴(ふうりん)”

2010年01月26日 | 植物図鑑

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2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)の大温室内に、鉢植えの”風鈴”という名の匂い椿が展示されていました。「日本ツバキ・サザンカ名鑑(1998年6月10日発行)」には掲載されていませんでしたが、”風鈴一号”という品種だと思います。

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 椿”風鈴一号(ふうりんいちごう)” ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia

 花の特徴:桃色、一重、極小輪、多花性、有香。開花時期:12~3月。

 http://www.tanaka-e.gr.jp/tubaki_newpage2/tubaki_5/page_thumb2.htm [隠郷さつま大口・鹿児島県大口市・椿の森・風鈴一号]

 http://www.nagominoniwa.net/blog/2009/05/post_1752.html [Movable Typeで作った「和みの庭」のブログ:椿寿庵の椿 風鈴一号 フウリンイチゴウ]

  http://kurogarden.exblog.jp/9795592/ [できるかな?クロの庭!:椿3種]

  http://item.rakuten.co.jp/minibonsai/tt351yed/ [楽天市場:香りを楽しむツバキです桃色 一重咲き 極小輪]

  http://item.rakuten.co.jp/shojyuen/c/0000000327/ [楽天市場>香り椿>風鈴一号:竹原松寿園]

  http://hanamaru-net.jp/category/tsubaki3.htm [はなまるねっと hanamaru net :椿 ツバキ:匂い椿]

 


金のなる木 / クラッスラ・ポルツラケア”花月”

2010年01月26日 | 植物図鑑

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2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無)の本館がある方にある「研修温室」内に、鉢植えの”金のなる木 / クラッスラ・ポルツラケア”が花を咲かせていました。2007年12月21日に行った時よりも花の数は少なかったのですが、同じ木だと思います。

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 ベンケイソウ科 クラッスラ(アズマツメクサ)属 Crassula:ベンケイソウ科の代表的な属で、アフリカの南部温帯域からマダガスカルに分布し、約300種がある。大部分は多年草の多肉植物で、草本または低木状のものから、高度に多肉化した球形または半球形のものまで変化に富む。葉は対生。花は白、淡ピンク、まれに淡黄緑色で、多数が集まって集散花序ないし密錐花序をなし、まれに茎の上部の節に腋生する。花弁が基部まで離れているのが特徴。本属の種には春から秋期生育型(夏型)と秋から春期生育型(冬型)とがある。

クラッスラ・ポルツラケア”(フチベニベンケイ) Crassula portulacea :南アフリカ(アフリカサバナ気候区)のケープ州南部からナタール州の原産で、高さ1~3mの低木状に育つ。茎が太くなり、盆栽風に均整のとれた枝ぶりとなる。よく似た種があるが、葉の縁が赤褐色になるのと、葉の落ちた跡が節状に残るので区別できる。葉は楕円形ないし倒卵形で、長さ3~4cm、緑色で光沢があり、先端がわずかに突出する。花は星形で頂生し、径5~6㎜、桃白から淡桃色を帯びる。茎は古株になると少し木質化する。株が少し老熟すると冬から春(12~1月)によく開花する。俗に「金のなる木」「成金草」として知られている。現地では根を食用にすることがあるという。

花月(かげつ)var.obliquaは、基本種のフチベニベンケイより葉先が尖る。葉に白色斑が入る花月錦(かげつにしき)や、ピンク、黄色の斑が入る夕日花月(ゆうひかげつ)などの品種がある。栽培:花月など大型種は強健で育て易いが、充分な日照を必要とする。夏は過湿で腐ることが多いので、半日陰にして水やりを減らし、半休眠状態で越させるようにする。開花後に枯死するものがあるので、株の更新には気をつける。繁殖は挿し木による。通気、排水の良い用土を用いる。日当たりと乾燥を好み、冬季は水を控え、0℃以上に保つ。花期:冬から春。[以上、誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑「園芸植物」、「同・観葉植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%B6%E2%A4%CE%A4%CA%A4%EB%CC%DA [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのクラッスラ・ポルツラケア「カゲツ(花月)/金のなる木 2007年12月21日]

http://www.hana300.com/kaneno.html [金の成る木(カネノナルキ)]

http://www.hana300.com/kaneno1.html [金の成る木 写真集]

http://yasashi.info/ka_00019g.htm [カネノナルキ(カゲツ)の育て方/ヤサシイエンゲイ]