2010年1月8日(金)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280-1)の「エントランスホール」に展示販売されている花卉(かき)の中に、淡いピンク色の花をびっしりとつけたカルーナ・ウルガリス/ギョリュウモドキ(魚柳擬)がありました。名札には「カルーナ”ピータースパークス”C.vulgaris 'Peter Sparkes'花色:濃桃八重咲き、花期:7~10月。日当たり、酸性・良排水土を好む。鉢植えは水切れに注意!。花後、伸びた花殻枝をカット」と書かれていました。
ツツジ科 カルーナ(ギョリュウモドキ)属 Calluna :1種が北アメリカ西部、ヨーロッパ北部、シベリアなどに分布する常緑低木で、ヒースランドの主要種である。
カルーナ・ウルガリス(ナツザキエリカ)Calluna vulgaris:別名「ギョリュウモドキ(魚柳擬)」高さ10~60cm。エリカの近縁で花はエリカに比べると地味だが、寒さにあうと葉が紅葉するものなど多くの品種がある。約1000種が育成され、欧米ではグラウンドカバー、花壇や鉢物材料としてごく普通に栽培されるが、日本では少ない。低温、乾燥地に植えれば、優秀なグラウンドカバーとなる。ピンク、白などの花色や、緑、黄、灰など葉色の変化が大きく、品種を組み合わせて植えると素晴らしい花壇になる。園芸品種に"ピータースパークス cv.Peter Sparkes"、 ”ゴールド・ヘイズcv.GoldHaze"などがある。
栽培管理:秋から春までは戸外でよく日に当てるが、寒冷地では室内で冬越しさせる。強健だが、高温多湿には強くないので、梅雨期は雨の当たらない風通しのよい場所に置き、真夏は西日を避ける。繁殖は挿し木、株分け。
花期:春から冬。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる花の事典」より]
http://www.heathland.co.jp/calluna.htm [カルーナ属(Calluna)]
http://aps005.hotweb.or.jp/shikixoops/modules/tinyd6/ [北海道立南四季の杜-ヒースガーデン:エリカ・カルーナ類の品種紹介]
http://www.068.jp/business/product/heath/ht_ref/htref_41.html [カルーナ園芸品種]
http://www.068.jp/business/product/heath/ht_txt/httxt_05a.html [北海道に適した園芸品種]