2010年5月3日(月)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字漆崎)にあるローソン川崎店の国道284号線を挟んだ向かい側にある民家の庭に植えられているモクレン(木蓮)がびっしりと花をつけていました。園芸品種のモクレン’ピンキー’ではないかと思います。
モクレン科 モクレン(マグノリア)属 Magnolia :日本、ヒマラヤ、マレーシア、北アメリカ東部、熱帯アメリカなどに分布する常緑または落葉の高木、低木。花は杯形、星形で大型。
モクレン(木蓮) Magnolia liliflora:白い花が咲くハクモクレン(白木蓮)に対して、シモクレン(紫木蓮)とも呼ばれる。中国(湖北省)原産の落葉小高木で高さは3~5mになる。枝を叢生し、葉は互生し、長さ8~15cmの楕円形、広倒卵形で、先は短く尖る。花期は4~5月で、ハクモクレンより少し遅い。葉が開く前に枝先に直径7~10cmほどの紅紫色の花を多数つける。花弁は6個で、あまり開かず、内側は色が淡い。
花色が濃い品種を’ニグロ’とか、’カラス’cv.Nigraと呼ぶ。ほかに’ベティー’cv.Betty、’ピンキー’cv.Pinkie、’ランディー’cv.Randy、’スーザン’cv.Susanなど、白やピンクの園芸品種がある。トウモクレン(唐木蓮)はモクレンの変種で、花はモクレンより少し小さい。花弁は先がやや尖り、内側はモクレンより白っぽい。栽培:繁殖は株分け、接木。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]