peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市磐井町のヒラドツツジ(平戸躑躅)’花車’

2010年05月26日 | 植物図鑑

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2010年5月21日(金)、一関市磐井町から桜木町に向かって歩いていたとき、民家の庭に植えられているヒラドツツジ(平戸躑躅)’花車’が、花を沢山咲かせていました。

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ヒラドツツジ(平戸躑躅)’花車(はなぐるま)’ ツツジ科 ツツジ属 Hirado Azalea cv.Hanaguruma :花冠は明るい紅紫色で全裂する。江戸時代から有名。「日本の樹木」には、モチツツジの園芸種として掲載されています。

ヒラドツツジ(平戸躑躅)は、長崎県平戸地方に古くから多数植栽され、各地に広まった変異に富んだ大形のツツジの品種群の総称である。平戸は昔から海外交通の要港で、多くの植物が輸入され、ツツジも国の内外から持ち込まれた。同地が実生に適した環境であるため、自然交配と実生が繰り返され、多くの品種ができたものと思われる。その中の優れたものを選抜したのがヒラドツツジで、その形成に大きく影響したのはケラマツツジ(慶良間躑躅)R.scabrum、モチツツジ(黐躑躅/餅躑躅)R.linearifolium(=macrosepalum)、キシツツジ(岸躑躅)R.ripense、リュウキュウツツジ(琉球躑躅)と考えられる。

ヒラドツツジ(平戸躑躅)の品種には、紅紫色の’桃山’cv.Momoyama、’谷間の雪’cv.Tanimanoyuki、’銀の采’cv.Ginnosai、'紅石南’Benishakunan、’企救姫’cv.Kikuhime、’花車’cv. Hanagurumaなどがある。栽培:やや寒さに弱い品種が多い。花期:4~5月。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市山目のシジミバナ(蜆花)

2010年05月26日 | 植物図鑑

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2010年5月21日(金)、一関市山目字立沢にある民家の庭に植えられたシジミバナ(蜆花)が、八重咲きの白い小さな花を枝いっぱいに群がって咲かせていました。

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シジミバナ(蜆花) バラ科 シモツケ属 Spiraea prunifolia

花がシジミ(蜆)の身に似ているのでこの名がついたといわれる。中国原産の落葉低木。日本でも古くから庭木や切り花として利用されている。根もとからよく枝分かれして、高さ1~2mになる。ユキヤナギと似ているが、花は八重咲きで、若枝や葉の裏面に軟毛が多い。葉は互生し、長さ2~3.5㎝の卵状楕円形で、上半部に細かい鋸歯がある。花期は4~5月。直径8~10mmの白い花が枝いっぱいに群がってつく。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市山目のシベリア・アイリス(Siberian hybrids)

2010年05月26日 | 植物図鑑

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上の画像を見ていた妻が、”これ 絵本の「花さき山」に載っている文章じゃないかしら?!”というので、我が家にある岩崎書店 発行、「花さき山」(斎藤隆介・作、滝平二郎・絵)を見たら、同じ文章がありました。詩のようないい文章だと思いました。

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<stron></stron>2010年5月21日(金)、一関市山目字立沢の立沢住宅の磐井川沿いの道路脇に植えられているシベリア・アイリスと思われる植物が沢山花を咲かせていました。画像のものは’マウンテン・レイク’Iris cv.Mountain Lakeという品種ではないかと思われます。

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シベリア・アイリス アヤメ科 アヤメ(アイリス)属 Iris Siberian hybrids

根茎性の多年草で外花被片にひげ状の突起のないグループ。高さは10~100㎝と幅があるが、多くは90~100㎝と高性で、多花性のものが多い。交配による品種とそれに用いられた種と品種も含まれ、変化に富む。葉は剣状で細く、全体として細長い草姿をなす。花は葉よりも上に出て開く。花色は白、紫、青、紅を主とし、桃、黄の品種もある。外花披片の網目模様の変化も多い。母体は花茎が葉より短いアヤメと、高性で花茎が葉より長く、花は小さく青紫色のコアヤメI.sibiricaとの交雑種を主とし、濃紫色に黄色の網目が入るイリス・クリソグラフェスI.chryso graphes、青紫系花のクラーケイI.clarkei、濃赤紫に白色のブロッチの入るデラバイI.delavayi、淡黄色のフォレスティーI.forrestii、淡黄色に淡紫色の筋入りのウィルソニィーI.wilsoniiなどが用いられ、さらにカリフォルニア・アイリスのCalifornia irisesとの交配も行われている。用途:庭園、花壇、鉢物、池畔に使用される。園芸品種に’ライト・オブ・パリ’Iris cv.Light of Paris、’マウンテン。レイク’Iris cv.Mountain Lake、’ルビー・ワイン’cv.Ruby Wine、’ピンク・ヘイズ’cv.Pink Hazeなどがある。花期:5月。栽培:繁殖は株分けか実生。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]