2010年5月9日(日)、真湯の真湯野営場に行きました。国道342号線のゲート付近に残雪がほんの少しだけありましたが、落葉樹の新緑がとてもきれいでした。真湯野営場(キャンプ場)では、エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)が沢山花を咲かせていました。
エゾエンゴサク(蝦夷延胡索) ケシ科 キケマン属 Corydalis ambigua
本州北部の日本海側と、北海道の湿り気のある林下やスキー場のような開墾地に生える多年草。地中に球形で径1.5~2cmの塊根があり、1個の塊根から柔らかな細い茎が1本ずつ伸びてくる。高さは10~30cmで下部に1個のりん片葉がつく。なかほどにつく葉は1~2回3出複葉で、小葉は長さ1~3cmの楕円状ないし、線形から広卵形まで変化が多い。花のつけ根の苞は全縁の卵形。花期は4~6月。花は長さ1.5~2.5cmの筒状で、先は唇状に開き、後部は距となり、茎の先に総状に多数つく。花の色は変化が多く、北海道では鮮やかなブルーのものが多く、本州では赤みの強いものが多い。分布:北海道、本州(中部地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]