peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市博物館のハナミズキ(花水木)/アメリカヤマボウシ

2010年05月27日 | 植物図鑑

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2010年5月9日(日)、一関市博物館(字沖野々215)に行きました。天気が良かったので、妻が特別展示を見ている、付近を散策しました。博物館の裏側(北側)に植えられている数本のハナミズキ(花水木)が花を咲かせていました。花びらのように見えるのは苞片で、本当の花は小さく中央部にまとまって咲くが目立ちません。濃ピンク、淡ピンク、白などがありましたが、濃いピンク色のものは、’チェロキー・チーフ’Cornus florida cv.Cherokee Chiefというハナミズキではないかと思われます。

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ハナミズキ(花水木) ミズキ科 ミズキ(コルヌス)属 Cornus florida

北アメリカ原産の落葉小高木~高木で、アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師)ともいう。1912年に東京からワシントンに桜を寄贈した返礼に贈られたもので、現在では庭木や街路樹として広く植えられている。ヤマボウシ(山法師)Cornus kousaに似ているが、花びらのように見える総苞片の先が凹んでいる。高さは5~12m。葉は長さ5~15㎝の幅の広い楕円形~卵形、無毛、秋には紅葉が美しい。

花は葉が開く前か、同時で花びらのように見える4枚の苞が大きく開き、美しい。花期は4~5月。原種の総苞片は白色だが、淡紅色や紅色などの園芸品種もある。苞片の直径は6㎝ほどだが、園芸品種には8㎝ぐらいの巨大輪がある。本当の花は小さくて中央部にまとまって咲くが目立たない。分布:北アメリカ東部、中南部。

現在は、野生種よりピンク色の品種’チェロキー・チーフ’cv.Cherokee Chief、’ジュニア・ミス’cv.Junior Miss などが普及し街路樹、公園樹として各地に植えられるようになった。白花品種の’クラウド9’cv.Cloud9も人気がある。葉の黄覆輪品種は’レインボー’cv.Rainbowが普及、秋の紅葉が特に美しい。ほかに’トリカラー’cv.Tricolorなど多数ある。栽培:強健で、日本の高温多湿の環境でよく生長する。繁殖は実生。品種は接木。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/f104e66acd6fad5121458e10adfb98a3 [peaの植物図鑑:ベニバナハナミズキ]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/1d3376cae1b85ac0b4f9ced47ccd61c1 [peaの植物図鑑:ハナミズキ]