peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

むろね山野草の会のウラシマソウ(浦島草)

2010年05月20日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で、前日から開催中のむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点ほどの山野草が展示されていましたが、それらの中にウラシマソウ(浦島草)が2鉢ほどありました。

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ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 テンナンショウ属 Arisaema thunbergii ssp.urashima

海岸から低山にかけての草地や林の中に生える多年草。この仲間は花期には花穂を包んだ仏炎苞がよく目立つ。そのなかで、ウラシマソウは花穂の先についた糸状の付属帯体が仏炎苞の外に長く伸びているのが特徴。浦島草という名も、この付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。葉は普通1個だけで、花より高く伸び、11~17個の小葉が鳥の足のような形につく。花期は4~5月。分布:北海道(南部)~九州(佐賀県)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市むろね山野草の会のウマノスズクサ(馬の鈴草)

2010年05月20日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で前日から開催中のむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点ほどの山野草が展示されていましたが、それらの中にウマノスズクサ(馬の鈴草)が2鉢ほどありました。

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ウマノスズクサ(馬の鈴草) ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属 Aristolochia debilis

果実が鈴のような形なのでこの名がある。土手や林の縁などに生えるつる性の多年草。茎は細いが強く、上部でよく枝分かれして、ほかの木や草などに絡みつく。葉は長さ4~7㎝の三角状で、先は丸い。基部はハート形で両側は少し耳状に張り出す。6~8月、葉のつけ根に長さ3~4㎝のラッパの先を斜めにスパッと切り落としたような形の花をつける。花の基部は球状に膨れ、内側は紫褐色。分布:本州(関東地方以西)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


むろね山野草の会のイワカガミ(岩鏡)

2010年05月20日 | 植物図鑑

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2010年5が16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で前日から開催中のむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点ほどの山野草が展示されていましたが、それらの中にイワカガミ(岩鏡)が2鉢ほどありました。

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イワカガミ(岩鏡) イワウメ科 イワカガミ属 Schizocodon soldanelloides

イワカガミ属は、日本に3種と中国に1種の属で、イワウチワ属に含められる場合もある。日本には亜高山でごく普通に見かけるイワカガミのほかに、本州の一部に、白い花で葉の形に特徴があるヒメイワカガミ、ヤマイワカガミが分布する。また、葉が特に大きなオオイワカガミはイワカガミの変種で、主に東日本の日本海側に分布する。[講談社発行「山野草大百科(久志博信・内藤登喜夫著)」より]

イワカガミ(岩鏡):丸くて光沢のある葉を鏡に見立てた名前。山地~亜高山の樹林の中や岩場などに生える常緑の多年草。葉は長さも幅も3~6㎝で長い柄があり、縁には鋭い小さな鋸歯がある。4~7月、葉の間から高さ10㎝ほどの花茎を伸ばし、淡紅色の花を3~6個つける。花は直径1~1.5㎝で、花弁の縁はフリンジのように細かく切れ込んでいる。日本海側に分布する葉の大きなものをオオイワカガミ f.magnusという。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」

高山に生えるもので、葉の鋸歯があまり目立たないものをコイワカガミと呼び、区別することもある。栽培:花が咲き、新葉が展開するまでは日に当てるが、それ以後は空中湿度を保てる半日陰で管理する。水は乾いたら与えるようにして、過湿を避ける。用土は軽石を主体に硬質鹿沼土を混合して、水はけを良くする。増殖は株分けによる。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]


むろね山野草の会のイワチドリ(岩千鳥)

2010年05月20日 | 植物図鑑

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2010年5月16日(日)、室根ふるさとセンター(一関市室根町折壁)で、前日から開催中のむろね山野草の会(佐藤智会長、会員29人)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた約60種、200点の山野草が展示されていましたが、それらの中にイワチドリ(岩千鳥)が1鉢だけありました。このイワチドリは、イワチドリ’満月’とエノモトチドリを交配して作出された三楽(さんらく)A.'sanraku'紀の満月(きのまんげつ)という名の園芸品種かもしれません。

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イワチドリ(岩千鳥) ラン科 ヒナラン属 Amitostigma keiskei

本州(中部~近畿地方)・四国に分布し、山地の渓谷の岩上などに生える多年草。高さ5~15㎝で、茎の下部に葉が1枚付く。花期は4~5月で、花は茎頂に数個が一方向に傾いて咲く。交配実生技術の発達により、様々な花模様・花形の品種が作出されている。[栃の葉書房発行「育てる調べる 山野草2525種」より]