peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市千厩野草会のサンカヨウ(山荷葉)

2010年05月10日 | 植物図鑑

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2010年5月4日(火)、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中の千厩野草会(会長・金野昌敏)の「春の山野草展」には、150鉢ほどの山野草が展示されていましたが、それらの中に1鉢だけでしたが、サンカヨウ(山荷葉)がありました。

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サンカヨウ(山荷葉) メギ科 サンカヨウ属 Diphylleia grayi

山地~亜高山の林の中などに生える多年草。根茎は横に這う。古い茎の基部が連なって残っているところから高さは50~60cmの茎が出る。葉は2個つき、下の葉は長い柄があり、長さ20~30cm、幅30~35cmの広い腎円形。上の葉は下の葉より小さく、柄はほとんどない。どちらの葉も中央に深い切れ込みがあり、縁には不揃いの鋸歯がある。茎や葉には短毛がある。

5~7月、茎の先に直径2cmほどの白い花を数個つける。花弁は6個で広披針形。萼片6個は早く落ちて、花が満開の頃にはないことが多い。花の後、長さ1~1.5cmほどの果実(液果)をつける。濃い青紫色で白粉を帯びた楕円形の液果(実)は甘味があり、食べられる。中に数個の種子が入っている。和名の「山荷葉(さんかよう)」は漢名からきたものであるが、中国の山荷葉は別の植物だといわれる。分布:北海道、本州(中部地方以北、大山)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/91a85ce8902c2e82fd16bfd2fd1fcc76 [peaの植物図鑑:サンカヨウ(山荷葉)]


のケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草)

2010年05月10日 | 植物図鑑

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2010年5月9日(日)、妻が一関市博物館(字沖野々215)で開催中の「        」 の展示解説会を聞きたいというので、一緒に行きました。とても天気が良いので私は県道31号線を通って厳美渓の天工橋の所まで散策しました。近くにある民家の庭に白いスミレが群生していたので写真を撮っていたら、その家のご主人が近くに居たのでご挨拶したら、庭の方の草花も撮らせてくれました。紅紫色の花を沢山つけた素晴らしいケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草)やイカリソウ(錨草)がありました。

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(上)磐井川(厳美渓の天工橋)の下流に架かる吊り橋「御覧場橋」。

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一関市千厩野草会のシロバナケマンソウ(白花華鬘草)/シロバナタイツリソウ(白花鯛釣草)

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2010年5月4日(火)、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されていた千厩野草会(会長・金野昌敏)の「春の山野草展」に、シロバナケマンソウ(白花華鬘草)が展示されていました。

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ケマンソウ(華鬘草)/タイツリソウ(鯛釣草) ケシ科 コマクサ(ディケントラ)属 Dicentra spectabilis

花が仏殿の飾りの華鬘(けまん)に似ているというのでこの名がある。中国、朝鮮半島原産の多年草でコマクサと同じ仲間。日本には中国から導入されたもので、古くから庭に植えられている。茎や葉は白っぽい緑色で、高さは40~60cmほどになる。葉は長い柄があり、羽状に切れ込んでいる。4~6月、長さ3cmほどでハート形のピンクの花が垂れ下がってつく。竿のように伸びた花序に、1列に10数花を下垂させるようにつける花をタイ(鯛)に見立てて、タイツリソウ(鯛釣草)とも呼ばれる。またボタンとも呼ばれる。花は長さ3cmほどで、先端は白い。花全体が白い園芸品種「アルバ」Dicentra spectabilis f.albaもある。栽培:半日陰で排水性よく、しかも保水力のある肥沃な土地を好み、繁殖は株分けか挿し芽。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/107fe437e6097bdbf780ae00c70de41a[peaの植物図鑑:ケマンソウ(タイツリソウ)]


真湯のオオカメノキ/ムシカリ

2010年05月10日 | 植物図鑑

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2010年5月9日(日)、妻が一関市博物館(字沖野々215)の展示解説会を聞きたいというので出かけましたが、私は厳美渓の近くまで歩いて花の写真撮りをしていました。午後からは足をのばして真湯温泉まで行ってきました。宮城・岩手内陸地震で被災した国道342号線は、真湯温泉まで開通しましたが、真湯のゲートから先(須川温泉まで)は、道路工事中のためまだ通行できません。ゲートは閉鎖されていて、ガードマンが工事用のトラックだけ通行させていました。国道342号線沿いに生えているブナの木の若葉がとてもきれいでした。

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国道342号線から遊歩道がつくられており、森林浴コース 真湯山荘へ600m入るとすぐに、ムシカリ/オオカメノキが花を咲かせていました。新緑が目立つ林内で、横に広がった枝に白い花が並んでよく目立っていました。

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真湯山荘は、宮城・岩手内陸地震による被害で使用できなくなり、取り壊されることになったようです。真湯温泉だけは、復旧したようですが、未だ入浴したことがありません。この真湯山荘側から遊歩道「森林浴コース キャンプ場へ500m」への入り口。

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(上)この東屋付近にもブナの木があり、新緑がとてもきれいでした。

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ムシカリ スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum furcatum

葉の虫食われがなまってこの名がついたといわれる。オオカメノキともいう。山地に生える落葉低木。関東地方では1200m以上の深山に生えるが、北陸地方や北日本では低山にも多い。高さは2~5mになる。枝は紫褐色で、横に広がる特徴がある。髄は白色。葉は対生し、長さ7~15cmの卵円形~広卵形で、縁には鈍い鋸歯があり、表面は脈が凹み、皺が目立つ。花期は4~6月。枝先から散房花序を出して、花穂の中心部に小さな両性花が多数集まり、そのまわりを白い装飾花がとり巻いている。装飾花は直径約3cmで5裂し、裂片はほぼ同長。花序の柄はない。果実は核果で長さ約8mmの球形または楕円形で、はじめ赤く、やがて(4~5月)黒く熟す。用途:弓、輪かんじき、薪炭。分布:北海道、本州、四国、九州、千島、サハリン、朝鮮。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/3052e4403c9c7525fdd2b6309d18821c [peaの植物図鑑・ムシカリ(オオカメノキ)]