peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのパパイヤ 2012年9月14日(金)

2012年09月16日 | 植物図鑑

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(上と下)パパイヤの若い実(果実)と雌花。

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2012年9月14日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。今までは花の少ない時期にでかけることが多くて、この時期にでかけることは初めてのような気がします。

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(上)「花の館温室」エリア「本館(管理棟)」エリアの間に設けられている連絡通路を通ると、100mほどで「研修温室」に着きました。

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本館南側の「管理棟エリア」にある「研修温室」の中温区に植えられているパパイヤ Carica papayaが、果実を沢山つけていました。また、今まで見たことがない黄白色の雌花を数個咲かせていました。

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パパイヤ科 パパイヤ属 Carica :熱帯および亜熱帯アメリカに約25種がある。幾分多汁質の低木、まれにつる性。通常は雌雄別株。しばしば不完全花(単性花)株がある。直幹で掌状浅裂葉が樹冠を形成する。花は最上部の葉腋に生じる。

パパイヤ パパイヤ科 パパイヤ属 Carica papaya

熱帯や亜熱帯で広く栽培される果樹。マンゴー同様、食べる機会が比較的多いトロピカルフルーツ。熱帯アメリカの低地帯(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木。16世紀初頭にスペインの探検隊によって発見され、その後世界の熱帯・亜熱帯域に急速に広まった。日本でも奄美大島や沖縄で栽培される。高さは2~10mになる。半木本状の幹は1本で、枝分かれすることは少ない。葉は幹の先端近くに多数集まってつき、ヤツデ(八手)に似た葉は5~9裂する。裂片はさらに羽状に浅く裂ける。裏面は白っぽく、切ると乳液が出る。雌雄別株または同株。

花は黄白色で芳香がある。雄花は葉腋に総状に付き、雌花は葉の腋に普通1個ずつ付く。開花期は不定期。果実は長卵形で黄色く熟すが、大きさや形状は品種によって異なる。果実(果肉は柔らかくて甘い)は生食、ジュース、炒め物などにする。青い実をウリのように利用するのでモクカ(木瓜)、傷つけると白い液が出てくるのでチチウリ(乳瓜)の別名がある。新芽も食べられる。

栽培管理:日当たりの良い適湿で肥沃な土に春に苗木を植える。冬は保温。普通は実生で殖やすが、取り木や挿し木も可能。日当たりを好む。パパイン(タンパク質分解酵素)は、消化剤、サナダムシの駆除剤、ビールの清澄熟成剤として用いる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「ヤマケイポケットガイド21 野菜・果物」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]


岩手県立花きセンターのサンタンカ(山丹花・三段花)/イクソラ 2012年9月14日(金)

2012年09月16日 | 植物図鑑

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2012年9月14日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。今までは花の少ない時期にでかけることが多くて、この時期にでかけることは初めてのような気がします。

本館南側の「管理棟エリア」にある「研修温室」の中温区に植えられているサンタンカ(山丹花・三段花)/イクソラI.chinensis が、朱赤色の花を沢山咲かせていました。

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アカネ科 イクソラ(サンタンカ)属 Ixora:は、台湾、中国、東南アジアなど世界の熱帯に400種ほど分布する非耐寒性常緑低木または小高木。美しい花をつける種類が多く、九州南部や沖縄では古くから栽培されている。葉は対生まれに輪生することもあり、全縁で革質。花は頂生または腋生し、白、黄、赤など各色ある。

多く栽培される種はインドやスリランカなどに自生する同属のコッキネアI.coccineaや中国産のサンタンカ(山丹花)I.chinensis である。いずれも30~100㎝ほどの低木で、熱帯地では庭園に多く植えられる。寒地では鉢物として温室で栽培され、室内花木として人気がある。

サンタンカ(山丹花)・サンダンカ(三段花)/イクソラ アカネ科 イクソラ(サンタンカ)属 Ixora chinensis

中国南部、マレーシア(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、高さは2mぐらいになる。葉は対生し無毛、長さ10㎝前後。花は枝先につき、春から秋にかけて咲く。本種には花色が朱紅、橙、黄、白などいろいろある。

5~10月、濃緑色の葉をつけた茎頂や枝の先に朱橙色の小花が集まって手毬(半球)状にかたまって咲く。花はつぼみの頃から色づき、細長い花筒(かとう)の先が4裂して平らに開く。白花をつける園芸品種もある。温室などでは温度があれば周年開花する。

さらに多くの交配種が作出され、赤、黄、朱、白色など、また小輪から大輪まで多彩で切り花、鉢物として人気がある。小型品種もある。園芸品種’バンコク・ビューティー’var.Bangkok Beautyなどがある。

栽培管理:普通は鉢花で楽しむ。日なたと高温多湿を好むので、春~秋はよく日が当たる戸外に置き、水切れに注意する。(花壇に植えても良い。)冬は室内の日当たりのよい窓辺に置き、水を控えて10℃以上を保つ。15℃以上だと開花を続ける。春(5月)か秋9月)に植え替える。繁殖は挿し木。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&講談社発行「花を調べる花を使う 四季の花色大図鑑」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]


岩手県立花きセンターのジャボチカバ 2012年9月14日(金)

2012年09月16日 | 植物図鑑

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2012年9月14日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。今までは花の少ない時期にでかけることが多くて、この時期にでかけることは初めてのような気がします。

本館南側の「管理棟エリア」にある「研修温室」の中温区で、鉢植えにされたジャボチカバが、暗紫色に熟した球形の果実を数個つけていました。花は無柄に近いということですが、実(果実)も幹に直接ついているように見えました。

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ジャボチカバ フトモモ科 ミルシアリア(キブドウ)属 Myrciaria cauliflora

ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑の高木。幹は高さ12mぐらいになる。葉は長卵形で対生する。花は白色で雄しべが多数あり、無柄に近く、幹、枝に群生する。球形で暗紫色の果実が幹や枝に直接付き、生食できる。和名は「キブドウ」で、外観、味もブドウ(葡萄)に似る。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9C%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%90 [ジャボチカバ(Wikipedia)]

http://tropikalfruit.net/plantguide/jabuticaba.html [ジャボチカバの育て方]

http://mgarden2.exblog.jp/i14/ [ジャボチカバ:西川農園通信]