(上)この地図にある「現在地」から松川集落への分岐点を過ぎた所に個人がつくっている大きな花壇があります。毎年開催されている「一関市花いっぱいコンクール」で上位入賞している花壇です。県道19号(一関大東)線沿いにあり、道を挟んだ向かい側にはJR大船渡線の線路があり、三菱マテリアルのセメント工場が見えます。
(上)一関市東山町松川字滝の沢の集落。セメント工場から北側は東山町長坂字羽根掘です。
(上)急斜面を利用してつくられている個人栽培管理の花壇で年中花が絶えません。この日はお昼頃になってしまったため、クレオメ(西洋風蝶草)の花はしぼんでしまっていました。
クレオメ/セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科 クレオメ(フウチョウソウ)属 Cleome spinosa
熱帯アメリカ(カリブ海沿岸地域)原産の非耐寒性春播き一年草。日本へは明治時代の初期に渡来した。春、種子を播いて夏の花壇の草花として栽培されるが、遅蒔きすれば10月頃まで花が見られる。日当たりを好み、80~100㎝ほどに育つ。葉は掌状複葉で互生し、小葉は5~7個。茎や葉には粘り気のある毛が生える。
花は茎の上部に集まり、下から上に咲き上がる。長い爪のある花弁は4個あり、4個の長い雄しべが突き出して目立つ。花の色は薄桃(ピンク)、白桃の複色または白。花径は3~4㎝。この花の形を蝶が舞う姿に見立ててセイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)とも呼ばれる。「スイチョウカ(酔蝶花)」の別名もある。英名はスパイダーフラワー(Spider flower)蜘蛛のように見えることから。。花は夕方に開き、翌日の昼過ぎにはしぼむ「一日花」だが、毎日、多数の花が次々に咲き上がっていく。花には芳香があり、夜行性の蛾が集まる。
花の色がピンクから白に変わる園芸品種(クレオメ・ハスレリアナ)C.hasslerianaやクレオメ’ハミンダ’などの矮性種もある。花期:6~10月。
栽培管理:水はけのよい場所なら日なたでも半日陰でも、こぼれ種子からでも殖えるほどよく育つ。移植を嫌うのでタネは直播き(5月)する。鉢植えは、日光を好むので、直射日光の当たる戸外に置き、鉢土の表面が乾いたら水やりする。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典」&同「色・季節でひける 花の事典820種」&下記Webサイトより]
http://www.mitomori.co.jp/hanazukan2/hana2.2.51kleome.html [クレオメ Cleome spinosa]
http://kyo-no-hana.com/blogs/kyohana/2011/08/post-2303.html [クレオメ:花図鑑]
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-cleome_large.html [クレオメ(Cleome)]
http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-660 [クレオメの育て方:みんなの趣味の園芸:育て方がわかる植物図鑑]
http://www.hana300.com/seiyou1.html [西洋風蝶草写真集]